研究課題/領域番号 |
13020250
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 筑波技術短期大学 |
研究代表者 |
加藤 伸子 筑波技術短期大学, 電子情報学科(電子工学専攻), 助教授 (90279555)
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研究分担者 |
大塚 和彦 筑波技術短期大学, 電子情報学科(電子工学専攻), 助手 (80331304)
内藤 一郎 筑波技術短期大学, 電子情報学科(電子工学専攻), 助教授 (00237182)
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研究期間 (年度) |
2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2001年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 教育支援 / 聴覚障害者 / メディア・リテラシー / タッチパネル / プレゼンテーション / 手話 / ポインティング / 双方向コミュニケーション |
研究概要 |
本研究の目的は、聴覚障害者が講義・演習の場面でメディアを用いて双方向コミュニケーションを行う際の問題点を明らかにし、聴覚障害者にとっての効果的な双方向コミュニケーション支援システム及びメディア・リテラシーを提案することにある. 通常の講義・演習において聴覚障害者は十分なコミュニケーションのサポートを得ることが難しい.これは手話・口形・字幕などの視覚情報をコミュニケーションに用いているためである.このため視覚情報を駆使した教育が必須である.しかし、聴覚障害者が情報保障を受ける場合・自ら発信する場合の両方において、メディアの活用が不十分であると考えられる. このような背景を踏まえ、本研究では●聴覚障害者が講義を受ける聴衆の場合●聴覚障害者(手話利用者)が発表者の場合について、手話を併用する聴覚障害者8名に以下の機器を利用してもらい、アンケートを行った. A:タッチ式プラズマ・ディスプレイ(40インチ,VGA) B:タッチ式プラズマ・ディスプレイ(50インチ,ワイドXGA) C:液晶プロジェクタ(100インチ,XGA)、C1:マウスによる操作 C2:15インチタッチ式CRTモニタ(XGA)による操作 C3:18インチタッチ式液晶ディスプレイ(SXGA)による操作 今回の調査結果では、画面・文字の見やすさを第一に考えて大画面の液晶プロジェクタをより良いとする意見と、講師・発表者の口形の読み取りやすさと手話と併用した場合の使いやすさからタッチ式プラズマ・ディスプレイがより良いという意見に2分された.これは文字や画像による視覚情報の充実を第一に考えている聴覚障害者が多いためと考えられる.さらに、聴覚障害者自らが発表する場合、100インチ液晶プロジェクタで投影し18インチタッチ式液晶ディスプレイによる操作が好ましいことがわかった.
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