研究課題/領域番号 |
13021217
|
研究種目 |
特定領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
|
研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
中見 立夫 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (20134752)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
|
キーワード | モンゴル / 東アジア / 中国 / 出版 / 書誌 / 社会史 / 図書館 / 満洲語 / ロシア |
研究概要 |
本年度は、最終年度に当たるため、研究課題に関わる史料書誌情報の収集整備に力を注いだ。このため、4月にロシア(ロシア科学アカデミー東洋学研究所サンクト・ペテルブルグ支部、サンクト・ペテルブルグ大学東洋学部)・ドイツ(ベルリン国立図書館)、8月にモンゴル(国立図書館、国立歴史中央文書館、科学アカデミー歴史研究所)と中国(北京図書館、中央民族大学)を訪問し、資料の追加収集をおこなうとともに、関連する研究者との意見交換をおこなった。19世紀から20世紀に、おもにモンゴル語で出版された資料のうちで、現在のモンゴル国において所蔵される分について、本研究の2ヵ年のあいだで、ほぼ状況を調査しおえて目録化し、東アジア出版文化のなかでの位置づけを考察した。 研究成果の一部は、2002年8月に、モンゴル国ウラーンバートル市で開催された第八回国際モンゴル学会において発表し、さらに近代時期の出版事業のなかで重要な意味をもつ「新聞」をとりあげて、出版の形態と社会史的な意味を考察し、本特定領域研究D・G班合同で開催されたシンポジウム「モンゴルの出版文化」(2002年11月15日、大谷大学文学部)において研究報告をおこなった。またモンゴル語出版文化と密接な関連をもつ、満洲語によるモンゴル人の著述活動について、清朝時代の重要な一史料を詳細に検討して、国際学術雑誌『ツングース・満洲研究』誌において、英文で論文を発表した。
|