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満洲本ユニオンカタログ作成のための基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13021228
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 人文・社会系
研究機関大阪外国語大学

研究代表者

岸田 文隆  大阪外国語大学, 外国語学部, 助教授 (30251870)

研究期間 (年度) 2001 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2003年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2002年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード満洲本 / 朝鮮司訳院 / 訳文 / 目録 / 書誌学 / 満漢合璧 / 三国志演義 / 満文 / 漢文 / 出版 / 書誌 / 満州語 / 版本
研究概要

本年度は満洲本の資料的性格についての検討のうち、特に朝鮮司訳院清学書(満洲語学書)の朝鮮語対訳文の資料性についての検討をおこない、その成果を、1.(2004.8.19)「朝鮮司訳院清学書朝鮮語対訳文の資料性」中国第1回満洲言語文化国際研討会・第2回ツングース言語文化国際研討会:中国海拉爾市フルンボイル賓館、および、2.(2004.12.11)「朝鮮司訳院清学書(満洲語学書)の朝鮮語対訳文の資料性」平成16年度文部科学省研究費特定領域研究「東アジア出版文化の研究」(F)班研究会:京都京大会館において発表した。その概要は以下のとおりである。
朝鮮司訳院刊行の訳学書の朝鮮語は、漢・清・蒙・倭の各原文を極端に直訳することが多く、その他の資料にあらわれる朝鮮語とは異なる様相を呈している場合がある。本論文は、そのような現象のひとつとして、清学書(満洲語学書)の朝鮮語訳文にあらわれた主語的属格の用法を取り上げ、その他の朝鮮語資料にあらわれた同用法との比較の観点から、その同質性と異質性を明らかにしようとしたものである。清学書の朝鮮語訳文にあらわれた主語的属格の用法を、その他の朝鮮語資料にあらわれた同用法と比較するに、おおむねは一致するも、まれに逸脱した例が見られる。たとえば、属格をとる名詞と主要部の名詞とのあいだに所有関係がみとめられない例や、属格をとる名詞がかかる(修飾する)主要部の名詞が見当たらない例が存在する。これらは、満洲語原文の干渉を受けたものと考えられる。

報告書

(5件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 満漢合璧本における原文と訳文2004

    • 著者名/発表者名
      岸田文隆
    • 雑誌名

      東アジア出版文化研究 こはく

      ページ: 169-185

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] On the Originals and Translations in the Manchu-Chinese Interlinear Texts2004

    • 著者名/発表者名
      Kishida, Fumitaka
    • 雑誌名

      Kohaku A Study of Publishing Culture in East Asia

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 満漢合壁本における原文と訳文2004

    • 著者名/発表者名
      岸田文隆
    • 雑誌名

      『東アジア出版文化研究 こはく』知泉書館

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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