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明清時代法律書の研究

研究課題

研究課題/領域番号 13021250
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 人文・社会系
研究機関天理大学

研究代表者

谷井 陽子  天理大学, 文学部, 講師 (40243092)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード明 / 清 / 法律書 / 明律 / 省例 / 出版 / 『大明律』 / 裁判制度 / 条例
研究概要

本年度の研究は、明清時代に出版された法律書の内容分析を中心に行った。主として手がけたのは、明代の実用法律書と清代の省例である。それらの書物がどのような人々にとって、どのように有効であったかを明らかにし、当時の法律運用のあり方を考察した。具体的な成果として、明代の法律書については、2002年11月2日、天理大学におけるE班主催研究会にて、「明代官僚の法律知識と出版物」と題する口頭発表を行った。これは、明代後半に数多く出版された実用附録つきの明律注釈書を取り上げ、それが実際の法律運用のどのような局面で有用であるかという観点から、受容層を特定しようとしたものである。この受容層は、州県官などの官僚や胥吏とは考えにくく、訟師を含む一般民間人としては官僚制内部の事務処理に関わる記載が多いことから、法律実務の見習いを行っていた未出仕の士人が中心と結論づけた。ただし、この研究は論文の形にまとめるには至っていない。清代の省例については、今年度の研究報告として提出した「清代省例の出版」にまとめられている。清代の省例については、その出版の経緯も含めて以前に論文を発表したことがあるが、今回はその内容上の特徴についても検討した。すなわち、省例の中に、適用対象が極めて限られたものが間々見られることや、普遍的な規則と言い難いばかりか遵守すべき「先例」ともみなし難い、単なる「前例」に過ぎないものがあることに注目し、その意味を考察した。結果として、こうした編纂方針は個別具体的な問題への参考資料提供という目的に沿ったものとし、その点に則例など中央政府刊行の出版物との相違を見出した。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 谷井 陽子: "明朝官僚の微税責任-考成法の再検討-"史林. 85巻3号. 33-67 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 谷井 陽子: "明代官僚の徴税責任-考成法の再検討-"史林. 85巻3号. (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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