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ナノ臨界場制御による超高速・異方性選択エッチングに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13025225
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関名古屋大学

研究代表者

堀 勝  名古屋大学, 工学研究科, 助教授 (80242824)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードウェット / ドライ / エッチング / 異方性 / 臨海場 / ナノ / 酸化シリコン / プラズマ
研究概要

ナノ臨界場を制御できる装置の開発行い、下記の成果を得た。
1.気相・液体・固体から成るナノ領域の臨界場を形成するために、低圧から大気圧まで圧力の制御が可能であり、かつ基板温度を制御できる装口の開発を行った。液層状態をナノメータの厚みで制御するために、基板を2000rpm以上で高速回転する機構と高圧力での原料ガスの消耗を防ぐためにガスをリサイクルするシステムを構築し、広範囲の圧力下においてプラズマを生成し、且つ基板温度と基板の回転が実現できることが分かった。
2.基板湿度を低温に保ち、マグネトロン型のプラズマで酸化シリコン薄膜のエッチングを行ったところ、1.8ミクロン/分という高エッチング速度を実現した。これは、基板の低温下によって、エッチング表面にボーラス状の液層面に近いナノ層が形成され、多量の活性種を含むために、エッチング速度が飛躍的に増加すると考えられる。
3.H_2OおよびNF_3ガスを用いて酸化シリコン薄膜のエッチングを行ったところ、プラズマに導入する電力の増加とともにエッチング速度が増加し、最終的には4ミクロン/分という速度でシリコン酸化膜の超高速エッチングが可能であることを見出した。
4.ナノ臨界場を制御することにより、従来のドライエッチングには見られず、むしろウエットエッチングに近い特性が発現することが分かった。今後、条件の最適化により、ドライエッチングのさらなる高速化・異方性を実現するための知見が集積されると考えられる。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 堀 勝: "ナノ臨海場制御による超高速・選択エッチングに関する研究"「超機能化グローバル・インテグレーション研究」公開シンポジウム 講演予稿集. 37 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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