研究課題/領域番号 |
13025241
|
研究種目 |
特定領域研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
|
研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
長崎 幸夫 東京理科大学, 基礎工学部, 助教授 (90198309)
|
研究分担者 |
片岡 一則 東京大学, 工学部, 教授 (00130245)
|
研究期間 (年度) |
2001
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | ヘテロポリエチレングリコール / DDS / 表面処理 / PEGブラシ表面 / タンパク質吸着 / シランカップリング剤 / PEG / シラノールポリマーブロック / 集積回路 |
研究概要 |
石英、金、ガラス、プラスチックなど様々な表面へ効率良く反応性ブラシを構築する材料合成と物理化学的評価に関して以下のように検討を行った。 1)ヘテロ2官能性ポリエチレングリコール(PEG)誘導体の合成 自由末端に官能基を有するポリマーブラシの構築のため、様々な官能基を有するヘテロ2官能性PEGの合成を行った。特に集積チップ様にシラノール末端のヘテロ2官能性PEGの合成に成功した。 2)自由末端に官能基を有するグラフトポリマーの合成 高密度ポリマーブラシ構築用にグラフトポリマーの合成を行った。シラノール基を有するメタクリル酸エステルモノマーを用い、ヘテロ2官能性PEGマクロモノマーとのグラフト共重合を行い、高分子ガラス表面処理剤を合成した。 3)上述の材料による機材表面へのポリマーブラシの構築 それぞれの官能基による機材表面への共有結合の導入。条件の最適化を行った。 4)ポリマーブラシ表面の物理化学評価 表面処理剤の構造、処理方法とぬれ、ゼータ電位、AFM、XPS等により構築したブラシ表面の物理化学的評価を行った。特に相分離性の低いグラフトポリマーに関して、コモノマーのモル比こコントロールすることにより最適化した表面はブロックと同様の性能を示していることがわかった。 5)ポリマーブラシ表面の生化学的評価 タンパク質の吸着、細胞接着特性に関して検討を行った。タンパク質としてはアルブミンの他、表面特性や分子サイズの異なるリゾチームやIgG等を用いて評価した。
|