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農薬及びその由来物質によるヒメダカ誘導蛋白をバイオマーカーとする評価系の開発

研究課題

研究課題/領域番号 13027254
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関岡山大学

研究代表者

小野 芳朗  岡山大学, 環境理工学部, 助教授 (50152541)

研究分担者 岡村 秀雄  岡山大学, 資源生物科学研究所, 助手 (90253020)
研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2001年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードビテロジェニン / ヒメダカ / イルガロール / 船底塗料
研究概要

新規船底塗料材イルガロール(Irgarol 1051:2-methylthio-4-tert-butylamino-6-cyclopropylamino-s-triazin)は、我が国で除草剤として使用されているs-triazine系化合物atrazine, simazine, simetrynなどと同じ仲間である。本物質は1993年以降、地中海北部・西部沿岸、イギリス東部・南部沿岸、スイス、スウエーデン、ドイツにおいて、海水、湖水、底質、生物等の環境試料中の残留分析が報告されている。1999年には、瀬戸内海およびオーストラリアの北東部沿岸においても残留が報告されたので、イルガロールはヨーロッパだけでなくアジアやオセアニアにおいても、防汚剤として使用されていると考えられる。メダカに誘導されるビテロジェニンに関しての評価を適用した。濃度0.1mg/Lのイルガロール溶液を0.69mL/minの流速で連続的に流し、ヒメダカ雄成魚15尾を1000mL容ガラス製ビーカー内で飼育しながら14日間曝露した。曝露濃度は、96時間急性毒性試験の結果に基づき決定した。曝露試験は1日16時間の光照射の条件の下で25±1℃の恒温室内で行い、1日1回給餌を行った。曝露期間中、7日目および14日目に採血を行い血清を採取した。この血清を用いて電気泳動した後、全タンパクの非特異的検出を行うCBB染色とヒメダカビテロジェニン抗体による抗原抗体反応を利用したビテロジェニンの特異的検出を行った。特異的検出にはWestern blottingを行った。Western Blottingにメダカ雄に、7日間、14日間でビテロジェニンの誘導がみられた。14日曝露の方がより強く誘導され、ビテロジェニンがイルガロールによって誘導されていることが示された。現在、再現試験を行うと共に、ビテロジェニンの定量を行った。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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