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有機スズ化合物による巻き貝の雄性化発症機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13027285
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関東京薬科大学

研究代表者

三浦 卓  東京薬科大学, 生命科学部, 教授 (70013323)

研究分担者 吉見 立也  東京薬科大学, 生命科学部, 助手 (30277256)
研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2001年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードインポセックス / 有機スズ化合物 / 巻き貝 / 海洋汚染
研究概要

海産の巻き貝の雌に雄性生殖器が発達するインポセックスが発症しており種の絶滅や水産業への打撃が懸念される。インポセックスは有機スズ化合物により発症し、発症機構の解明と定量的な評価手法の開発が急務とされる。これまでに、インポセックスの発症機構の解明と定量的指標を開発するために、海産の巻き貝、イボニシを採集して、臓器からのステロイドホルモン様物質の抽出・測定法の確立と、生殖腺の発達する時期に発現する遺伝子の検索を進めてきた。
本年度は、海産の巻貝イボニシ(Tais clavigera)を茨城県平磯海岸で採集し下の研究を行った。
1)性分化機構を明らかにするために、雌雄の神経節と消化腺、および卵巣、精巣、ペニス形成部位からRNAを抽出し性特異的に発現する遺伝子を検索し、コードするタンパク質の推定を行った。また、精巣で特異的に発現する遺伝子が生殖期において特異的に発現することを明らかにした。
2)イボニシにTBTを筋肉注射して、インポセックスの発症に伴い発現する遺伝子の検索をDifferential display法により行い、精巣と卵巣においてTBT暴露により発現が変動する遺伝子断片を検出した。現在、得られた遺伝子のcDNAをprobeとしてNorthern blot分析を行いインポセックス発症過程における遺伝子発現の変化を検討している。
3)雌雄の消化腺、精巣、卵巣について、GC/MS-MIFにより数種づつのステロイドホルモンが存在することを明らかにした。また、インポセックスの発症過程におけるステロイドホルモン系の変動を雌雄の消化腺および卵巣、ペニス形成部位について検討を進めている。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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