研究課題/領域番号 |
13031040
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
松下 裕秀 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60157302)
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研究分担者 |
高野 敦志 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 講師 (00236241)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
62,400千円 (直接経費: 62,400千円)
2003年度: 18,100千円 (直接経費: 18,100千円)
2002年度: 23,600千円 (直接経費: 23,600千円)
2001年度: 20,700千円 (直接経費: 20,700千円)
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キーワード | 自己組織化構造 / モルファロジー / テトラブロック共重合体 / 非対称構造 / 環状ブロック共重合体 / 複合高分子 / ブロック共重合体 / 複合高分子材料 / イオン結合 / 超分子ブレンド / 透過型電子顕微鏡 / 透過型電子顕微 |
研究概要 |
ブロック・グラフト共重合体は階層的な自己組織化構造を形成することで知られている。その多相構造は、分子量、組成、結合様式などの分子パラメータを操作することで多様に変化させることが可能である。各々のモルフォロジーには、多くの機能が内蔵されているため、これらの共重合体は次世代の高機能材料の一翼を担うものと期待されている。本研究では、分子パラメータのうち「結合様式」と「結合の種類」に焦点を当てた。「結合様式」は異種高分子間の結合性に注目したものである。 まず、テトラブロック共重合体の構造について研究し、ABCA型の分子からABGを繰り返しとする対称中心を持たない非対称構造ができることを見い出した。また、環状ブロック共重合体のモルフォロジーについて調べ、環状分子の周期は線状のものより小さく、分子量が大きくなるにつれて顕著になることを定量的に示した。 「結合の種類」は、異種成分間の結合に関して従来から知られている共有結合型に替えて、イオン結合、水素結合を導入し、超分子型の複合高分子の構築を試みるものであり、外場による結合⇔解離から構造制御を試みようというねらいがある。非相溶な高分子成分であるポリスチレン(S)とポリイソプレン(I)の片末端を化学的に修飾することで、非共有結合型の複合高分子構築を試みた。
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