研究課題/領域番号 |
13031054
|
研究種目 |
特定領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
|
研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
宮田 貴章 (QTRAN Cong) 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 教授 (50188827)
|
研究分担者 |
粟辻 安浩 京都工業繊維大学, 大学院・工芸科学研究科, 助手 (80293984)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2003
|
研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
|
配分額 *注記 |
44,200千円 (直接経費: 44,200千円)
2003年度: 7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
2002年度: 10,300千円 (直接経費: 10,300千円)
2001年度: 26,800千円 (直接経費: 26,800千円)
|
キーワード | ポリマーブレンド / 光二量化反応 / 相分離 / 光架橋反応 / 構造の尖鋭化 / 相互侵入高分子網目 / 架橋反応 / 構造の先鋭化 / 相互侵入高分子網目(IPNs) / 光架橋 / 空間変調 / 時間変調 / 超格子構造 / 構造周期の尖鋭化 / 弾性歪の緩和 / 時空間制御 / 制限された空間 / Super lattice / 光異性化 / ポリスチレン / ポリビニルメチルエーテル |
研究概要 |
本研究では、ポリマーブレンドの相分離過程を光変調法で制御することを目的として以下に述べる実験を行ったのでその結果の概要について報告する。 1)異なる2波長の紫外光の交互照射による分離・相溶性の制御: Polystyrene/Poly(vinyl methylether)(PSA/PVME)ブレンドにおいてPSA鎖にAnthraceneを化学的に修飾し、365nmと298nmの紫外光を交互に照射して、相分離過程を可逆的に制御した。結果として、365nm.と298nmを交互に照射する時間の比率を変化させると、298nm光の照射時間が長くなるにつれて相分離構造の特性長分布が狭くなることがわかった。 2)架橋されたポリマーブレンドに発生した弾性ひずみの観測: 光架橋によって試料内で発生した弾性ひずみを測定するためにMach-Zehnder干渉計を設計した。これを用い、架橋されたポリマーブレンドのナノメータ領域におけるひずみを非破壊的手法で評価し、モルフォロジーと弾性との相関を明らかにした。 3)架橋と相分離の競合による共連続構造の設計: Methyl methacrylateモノマーに溶かしたPSAの溶液を紫外光照射することによってPSAとPMMAのネットワークを同時に形成させ、相分離を引き起こした。光強度と開始剤の濃度を調整することによって様々なスケールの共連続構造を設計することができた。
|