研究課題/領域番号 |
13033015
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
内海 利男 信州大学, 繊維学部, 助教授 (50143764)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2001年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | リボソーム / リボソームRNA / リボソームタンパク質 / GTPaseセンター / 高度好熱性細菌 / RNA-タンパク質相互作用 / L7 / L12 / L10 / RNA-蛋白質相互作用 / L11 |
研究概要 |
翻訳反応の駆動部となるリボソームGTPaseセンターを構成するタンパク質の構造と機能面の解析を、原核生物の高度好熱性細菌Thermus thermophilusと真核生物の蚕の両系を用いて行い、以下のような成果が得られた。 1.高度好熱性細菌タンパク質の分析 (1)GTPaseセンターを構成するタンパク質L7/L12, L10, L11をそれぞれ、大腸菌を用いて大量発現させ、精製した。 (2)rRNA断片を用いた結合分析により、得られたリボソームタンパク質が23S rRNAの1070領域に集合することを確認した。 (3)大腸菌リボソーム中の相同タンパク質と置換して、高いリボソーム機能を確認した。 (4)理化学研究所の横山グループとの共同研究で、タンパク質複合体の結晶化を試みている。 2.蚕タンパク質の分析 (1)原核L7/L12に対応する蚕P1とP2両タンパク質、およびL10とL11の相同体であるP0とeL12の大腸菌発現系を構築し、タンパク質精製法を確立した。 (2)分子間相互作用の分析により、P1-P2間結合性を検出し、これがP0との結合、およびP0のrRNAとの結合性を誘発することを明らかにした。この結果により、原核L7/L12ホモダイマーに対応するタンパク質が真核リボソームではP1-P2ヘテロダイマーであることが明らかにされた。 (3)蚕P0.P1-P2複合体とeL12は大腸菌リボソームの相同タンパク質と置換され、リボソーム上で真核伸長因子の受容生に関する機能を保持した。 (4)真核型GTPaseセンターの特徴となる、P1-P2ヘテロダイマーを大量に調製した。目下、結晶化を試みている。
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