研究課題/領域番号 |
13033045
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
鈴木 和男 国立感染症研究所, 生物活性物質部・第三室, 室長 (20192130)
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研究分担者 |
山越 智 国立感染症研究所, 生物活性物質部, 研究員 (00212283)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2001年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | サイトカイン / LECT2 / 蛋白質高次構造 / 核磁共鳴スペクトル / X線結晶構造解析 / 慢性関節リウヤチ / 遺伝子多型 / 好中球 / レセプター / NMR / 血管炎 |
研究概要 |
本研究では、サイトカインLECT2(leukocyte cell-derived chemotaxin 2)の高次構造解析を、核磁共鳴スペクトル(NMR)とX線結晶構造解析を用いて行った。慢性関節リュウマチ患者においては、LECT2の58番目のVal残基がIle残基に置換されている患者ほど、疾病の重篤度が高いことが明らかになった。LECT2の機能発現に58番目のVal残基のメチレン基1つ分の役割がいかに重要かを明らかにし、LECT2とリュウマチとの因果関係を突きとめる為にLECT2の立体構造を明らかにすることを目的とした。 本研究により、1)NMRを用いた高次構造解析については、安定同位体標識したサンプル調製法の確立とNMR測定とスペクトルの解析を行った。主鎖のスペクトル帰属はほぼ完了し、二次構造情報まで得られた。 2)X線結晶構造解析については、動物細胞による発現系を用いて前年度から引き続き進めており、位相決定に向けて結晶化条件の精密化を行った。その結果、以前よりも大きく良質な結晶を得ることに成功した。
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