研究課題/領域番号 |
13035057
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東北大学 (2002) 理化学研究所 (2001) |
研究代表者 |
根本 康夫 東北大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (30250088)
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研究分担者 |
山口 和彦 理化学研究所, 記憶学習機構研究チーム, 副チームリーダー(研究職) (00191221)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
2002年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2001年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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キーワード | シナプス伝達 / シナプス小胞 / リン脂質 / ホスファチジル酸 / リゾホスファチジン酸 / ホスファチジン酸 / リソホスファチジン酸 |
研究概要 |
1 エンドフィリンの活性調節と形質膜への作用機構の解析 昨年度同定したエンドフィリン結合タンパク質EBP-1についてその性状解析を行った。EBP-1特異的抗体を作製し、免疫組織化学的実験を行った結果、EBP-1はエンドフィリンと同じく脳に多く、神経終末に発現していた。また、EBP-1とエンドフィリンの生化学的結合が確認された。EBP-1を培養細胞に発現すると細胞内に小胞様構造が蓄積し、エンドフィリンとEBP-1がこの小胞様構造に集積していた。これらの結果から、EBP-1はエンドフィリンの作用調節に関与すると考えられた。さらにエンドフィリンの作用機構を明らかにするため、EBP-1結合タンパク質を酵母ツーハイブリッド法を用いて探索し、低分子量Gタンパク質rhoに対するGAPドメインを持つ新規タンパク質を同定した。このrho GAPタンパク質の性状を解析した結果、クラスリンを介するエンドサイトーシスへの関与が示唆された。 2 哺乳類中枢シナプスにおけるエンドフィリンの生理的役割の解析 昨年度のエンドフィリンアイソフォームの局在の解析結果から、哺乳類の中枢神経細胞でシナプス小胞のエンドサイトーシスによる再生過程に主な役割を果たすのは、エンドフィリン1および2であると考えられた。また、エンドフィリン1、2の脳内分布の違いから、エンドフィリン1、2が異なる脳機能に関与する可能性が示唆された。この結果に基づいてエンドフィリンのシナプス伝達における生理的役割を詳細に解析するため、エンドフィリン・ノックアウトマウスの作製を進めた。
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