研究課題/領域番号 |
13037024
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
大森 斉 岡山大学, 工学部, 教授 (70116440)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
2002年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2001年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 抗体 / 遺伝子再構成 / 体細胞変異 / 胚中心 / クローン選択 / トランスジェニックマウス / 抗原レセプター / 親和性成熟 / 成熟B細胞 / RAG遺伝子 / V(D)J再編成 / インターロイキン7 |
研究概要 |
B細胞レパトアの限定されたマウスを用いて、抗体の親和性成熟機構を解析した。 抗体の親和性成熟は、胚中心内で起こる高頻度の体細胞変異によるB細胞の多様化と、高親和性クローンの正の選択により起こるとされている。方、我々は免疫したマウスのリンパ節B細胞においてRAG-1,RAG-2の発現が上昇し、末梢でV(D)J再構成(receptor revision)が起こることを見出し、その生理的意義を追求してきた。本研究において、B細胞レパトアの限定されたNP特異的VH遺伝子ノックインマウス(QBF1)を用いてreceptor revisionが抗体の親和性成熟に寄与しているか否か、について検討した。NPよりも低親和性のハプテンであるpNPで免疫したところ、高親和性抗pNPIgGが誘導され、その大部分はλ鎖を有していた。このλ鎖陽性抗体はリンパ節内で起こった新たなλ鎖の再構成に依存して生成したことが以下の結果より強く示唆される。1)λ鎖陽性B細胞を除去したQBF1脾臓細胞をRAG-1(-/-)マウスに移入した系で、pNP免疫後、脾臓B細胞でRAG発現が上昇し、λ鎖組換えの中間体であるJλ1-RSS breakが検出される。2)MG発現を抑制すると、λ鎖陽性抗体の産生が減少し、抗pNPIgGの親和性が低下する。これらの結果は、末梢で免疫後にL鎖のreceptor revisionが起こり、高親和性λ鎖陽性クローンの生成に寄与し得ることを示している。
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