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Rho蛋白質と神経細胞のリモデリングに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13041061
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

中井 淳一  岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (80237198)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
2002年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2001年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
キーワードGFP / Rho / 低分子量G蛋白質 / バイオセンサー / 分子生物学
研究概要

低分子量G蛋白質のRhoは細胞の形態や細胞膜のラッフリング、平滑筋の収縮、細胞凝集、細胞運動、細胞分裂を制御している蛋白質である。この研究は低分子量G蛋白質RhoAとそのRhoAのシグナル伝達経路に関与する蛋白(特にRho Kinase)の活性を生細胞でリアルタイムに視覚化し、低分子量G蛋白質とそのカスケードの機能をin vivoで解析することを目的としている。
計画は2年度にまたがっており、本年度はRho Kinaseに加えて、RhoA蛋白質と相互作用をすることが知られているRhoGDI, Rhotekin, Citron K蛋白質をクローン化し、Rho蛋白質との相互作用を視覚化することを試みた。RhoGDIなどの蛋白質にYFPを付加した遺伝子を作成し、CFPを付加したRhoAの活性型変異体であるRhoA-V14または不活性型変異体であるRhoA-N19を同時に細胞に発現させCFPとYFPの間のFRET効果を指標に蛋白間の相互作用を観察した。その結果RhotekinにおいてRhoA-V14とRhoA-N19の間で少ないながらFRETの差が見られた。今後蛍光変化が大きくなるようにデザインを検討しDNAの配列を調節していく。また神経細胞での視覚化に応用していく。また本研究領域のメンバーである京都大学の根岸教授と共同研究を行うこととなり、細胞の突起形成に関与すると考えられている新規の低分子量G蛋白質Rnd2とその効果器であるRapostlinとの蛋白間の相互作用を同様の方法で観察した。この試し実験においてFRETの変化が観察されたので、今後Rnd2についても視覚化を進め、神経細胞の突起形成のメカニズムを明らかにしていく。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Proenza, C.: "Identification of a region of RYR1 that participates in allosteric coupling with the α_<1S> (CaV1.1) II-III loop"J.Biol.Chem.. 277. 6530-6535 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Protasi, F.: "Multiple regions of RyR1 mediate functional and structural interactions with α_<1S>-DHPR in skeletal muscle"Biophys.J.. 83. 3230-3244 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 中井淳一: "GFPを用いた蛍光カルシウムプローブG-CaMPの開発"比較生理生化学. 19. 135-145 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Proenza C, O'Brien J, Nakai J, Mukherjee S, Allen PD, Beam KG: "Identification of a region of RyR1 that participates in allosteric coupling with the alpha(1S)(Ca(V)1.1)II-III loop"J.Biol.Chem.. 277. 6530-6535 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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