研究課題/領域番号 |
13041067
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
渡辺 和忠 (渡邉 和忠) 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (70114717)
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研究分担者 |
武田 泰生 東京都老人総合研究所, 細胞認識グループ, グループ・リーダー (60245462)
霜田 靖 長岡技術科学大学, 工学部, 助手 (00291154)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
2002年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2001年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | 聴覚系 / 神経機能 / c-fos / ラフト / 情報伝達 / 小脳発生 / コンタクチン / 免疫グロブリンスーパーファミリー / 聴覚刺激性痙攣 / 遺伝子欠損マウス / NB-2 |
研究概要 |
神経認識分子NB-2はNB-3と共に私達が発見した神経認識分子で脳・神経系に特異的に発現するコンタクチンサブグループに属する。これまでの研究でNB-2は特にその発現部位が限局されており、聴覚系で強い発現が認められた。私達は昨年度、NB-2の遺伝子欠損マウスを作製して聴覚系の機能について解析を進め、音驚愕反応、純音刺激に対する神経の興奮の度合いをc-fosの発現で野生型と比較し下丘における神経の興奮が抑えられていることを報告した。今年度は、第1にNB-2と神経機能との関連を明らかにするための手掛かりを得るために細胞膜上での局在を調べた。NB-2はGPI-型の膜蛋白質であることからラフトに集まることが予想され、既に同じサブグループ分子であるコンタクチンやTAG-1ではラフトへの集積が報告されている。NB-2についても予想通りラフトへの集積が見られたが、コンタクチンやTAG-1とはラフトへの集積度が異なっていた。このことからNB-2はコンタクチンやTAG-1とは別のラフトに集積している可能性が示唆された。ラフトにはLyn, FynなどSrcファミリーに属する情報伝達分子も局在することから、これらの分子との相互作用による神経細胞内部へのシグナル伝達が示唆され、現在、これら情報伝達分子との局在とNB-2遺伝子欠損との関連を検討している。第2にマウス小脳でのNB-2の発現パターンを調べたところ、ウエスタンでは小脳では生後3日(P3)を最大として発現が極めて一時的であった。そこでNB-2をLacZ遺伝子で置換したヘテロ(+/-)変異マウスを用いてNB-2の発現をモニターしたところ、P3で虫部から外側に向かって短冊状の発現が認められ小悩の形成過程で重要な働きをしている可能性を示唆する結果を得た。
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