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新規細胞周期性関連蛋白Survivinの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 13043023
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関三重大学

研究代表者

白木 克哉  三重大学, 医学部・附属病院, 講師 (90263003)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2001年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワードSurvivin / 肝再生 / 肝癌
研究概要

本年度までに研究計画に従い以下の結果を得た。
(1)Survivin蛋白の機能。
Survivinの過剰発現にて、細胞はややアポトーシス耐性になったが、それよりむしろ細胞周期が回転した。また、その機能としてsurvivinはcdk4と特異的に結合し、p21およびp16をreleaseすることが判明した。そのため、G1期からS期にすすむと考えられた。また癌細胞におけるsurvivin強制発現にて細胞周期の回転の増加の結果を得た。またRb蛋白の燐酸化の所見を得ることができた。これらの結果よりsurvivinは細胞周期G1 entryに重要な役割をしていることが推定された。
(3)in vivo での検討。
また、肝再生モデルにおいてmouse survivinの発現を経時的に検討した。70%肝切モデルおよび四塩化炭素投与モデルにおいてmouse survivinの発現をmRNAおよび蛋白レベルで検討した。再生後12時間までは、survivinの発現は一過性に低下した。しかし、その後、すると36時間から48時間において発現のピークを認めた。これらの時間時間は、肝再生における我々の実験より、G2期およびM期に一致することが判明した。さらに、正常マウス肝細胞においてsurvivinを過剰発現させると癌細胞と同様に細胞周期が回転した。以上の結果より、survivinはin vivoにおいても細胞増殖および再生に重要であると考えられた。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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