研究課題/領域番号 |
13045015
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 福井医科大学 |
研究代表者 |
横田 義史 福井医科大学, 医学部, 教授 (50222386)
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研究分担者 |
森 誠一 福井医科大学, 医学部, 助手 (10334814)
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研究期間 (年度) |
2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2001年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | 分化抑制因子 / Id2 / bHLH因子 / 細胞分化 / 増殖制御 / 乳腺上皮細胞 / NK細胞 |
研究概要 |
分化抑制因子Id2は、細胞の分化調節に関わるbHLH型転写因子の機能を蛋白レベルで抑制的して細胞分化を阻害する因子の一つである。細胞増殖促進作用も合わせ持ち、分化過程にある未分化な細胞の数を増やす働きを担っているものと考えられるが、不明な点が多い。申請者らはこれまでId2欠損マウスの詳細な解析を行ってきた。このマウスは、ナチュラル・キラー(NK)細胞の分化障害妊娠に伴う乳汁分泌の欠如、多動など極めて多彩な病態を呈する。本研究は、Id2欠損マウスに見られる多彩な表現型の病因を分子レベルで明らかにし、分化抑制因子が生体で担う機能を解明することを目的とする。 NK細胞 1)レトロウイルスを用いたレスキュー実験によりNK細胞の分化に必須のId2の領域の同定を試みたが、技術的な間題のため進展しなかった。最近ようやくこの問題も解決しつつある。 神経系 1)in situ hybridzationを用いて線条体におけるサブスタンスP、エンケファリン、およびドーパミン受容体のD1、D2の発現を検討したところ、発現レベル、発現細胞数に著明な変化は見られなかった。 2)その他の成果として、培養系で誘導される小脳顆粒細胞のアポトーシスの過程にId2が係わっていることを明らかにした。 乳腺上皮細胞 1)転写因子であるC/EBPβの欠損マウスはId2欠損マウスと同様の乳汁分泌不全を呈するが、Id2のプロモーター解析からC/EBPβがId2の上流遺伝子であることを見出し、現在詳細を解析している。 2)Id2欠損マウスの乳腺から乳腺上皮細胞の初代培養を行ったが、ホルモン応答性などに対照と差はみ1られなかった。
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