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脊椎動物初期発生における体軸形成機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 13045023
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関理化学研究所

研究代表者

日比 正彦  理化学研究所, 体軸形成研究チーム, チームリーダー(研究職) (40273627)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2001年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
キーワード体軸形成 / 初期発生 / 形態形成 / 頭部神経 / ゼブラフィッシュ / ホメオボックス遺伝子 / 転写抑制因子 / ノックアウトマウス
研究概要

(1)魚類・両生類においては、体軸形成(前後・背腹軸)を決定する仕組みは、受精直後より始まると考えられている。ゼブラフィッシュホメオボックス遺伝子bozozok/dharmaは、背側化決定因子の下流の母性Wnt/β-cateninシグナルで制御され、背側オーガナイザーの誘導に必要な遺伝子である。本研究においては、bozozok過剰発現した背側化胚と、axin,bmp4を過剰発現した腹側化胚を用いて、ディファレンシャルディスプレイを行い、転写抑制因子であるBozozokによって発現が抑制されるホメオボックス遺伝子vega3を単離した。Vega3は、vox(vega1),vent(vega2)と相同性を示し、bozozokやgoosecoidの発現していない腹側に発現した。モルフォリーノオリゴヌクレオチドを用いた蛋白翻訳阻害実験から、腹側に発現するvega3はvox,ventとともに、bozozokの下流で、背腹軸形成に関与していることを見出した。(2)体軸形成に異常を示す、新たなゼブラフィッシュ変異個体のスクリーニングを行い、腹側化変異体2系統・背側化変異体2系統を含む、多数の変異体を単離した。腹側化変異体の一つのpositional cloningを行っている。(3)ゼブラフィッシュ前脳特異的遺伝子fez-likeのマウス相同遺伝子fez及びfez-likeを単離した。両遺伝子とも、胎生8.5日より重複した前脳領域に発現していた。さらに、fez-likeノックアウトマウスを作成した。(4)ゼブラフィッシュを用いた発現cDNAライブラリーのスクリーニングを行い、後方神経特異的に発現し、後方神経の発生に必要な新規ホメオボックス遺伝子pnx(posterior nervous system-specific homeobox)を単離した。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Ryu, S-L, et al.: "Regulation of dharma/bozozok by the Wnt signal"Developmental Biology. 231. 397-409 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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