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生殖腺の形態形成機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 13045027
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

吉岡 秀文  兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (40191548)

研究分担者 笠原 恵  兵庫教育大学, 学校教育学部, 助手 (20243347)
諸橋 憲一郎  岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所・細胞分化, 教授 (30183114)
研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2001年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワードニワトリ胚 / レチノイン酸 / Raldh2 / Cyp26 / 生殖隆起 / 未分化性腺 / 雌雄差
研究概要

レチノイン酸による生殖腺の形態形成の阻害
ニワトリ胚を用いて、レチノイン酸を吸着させたビーズをニワトリ2日胚の体節21-23レベルの中腎の生殖原基予定領域に移植し、7日後胚をみると、生殖腺がオペレーション側のみ形成が阻害されていた。レチノイン酸シグナルが過剰でも、レチノイン酸合成酵素Raldh2ノックアウトマウスと同じような表現型を示す。このメカニズムを調べるため、まずレチノイン酸を合成するレチナールアルデヒド脱水素酵素(Raldh2)とレチノイン酸分解に関与するチトクロームP-450(CYP-26)のニワトリ正常胚での発現を詳細解析した。Raldh2は2日胚では沿軸中胚葉と中間中胚葉に発現し、3日胚,5日胚では中腎に強く発現していが、生殖隆起の右側に弱く発現し始める。6日胚では右側の未分化性腺に強く発現すると同時に左側にも発現し始める。7日胚ではほぼ同じ発現様式を示し、10日胚の性腺では左右差はなく強く発現していた。5日胚までは未分化性腺の雌雄差はないが、それ以後雄の方が雌より強く発現していた。CYP-26はRaldh2とは相補的な発現を示した。2日胚では神経管の背側に発現と尾芽に発現し、2日胚では中腎と生殖原基には全く発現していないが、4日胚では生殖原基の尾部側から発現が始まり5日胚では生殖隆起のみに発現していた。左右差、雌雄差はなかった。6日胚では未分化性腺の発現が弱まり、7日胚では発現は消失していた。Raldh2とCYP26が空間的に時間的に相補的な発現を示していることはレチノイン酸シグナルが生殖腺の形成においてもレチノイン酸が働いている可能性を示唆する。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Y.Inoue et al.: "Expression patterns of hedgehog, wingless, dcapentaplegic during gut formation of Gryllus bimaculatus(cricket)"Mechanism of Development. 110. 245-248 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] T.Suzuki et al.: "The genetics and biology of sex determination"John Wiley & Sons Ltd, UK(in press). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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