研究課題/領域番号 |
13052101
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
福田 裕穂 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10165293)
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研究分担者 |
町田 泰則 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80175596)
山本 興太朗 北海道大学, 大学院・理学研究院, 教授 (80142008)
荒木 崇 京都大学, 大学院・生命科学研究科, 教授 (00273433)
島本 功 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (10263427)
岡田 清孝 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50101093)
中村 研三 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 教授 (80164292)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
141,700千円 (直接経費: 141,700千円)
2007年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2006年度: 24,000千円 (直接経費: 24,000千円)
2005年度: 24,000千円 (直接経費: 24,000千円)
2004年度: 28,800千円 (直接経費: 28,800千円)
2003年度: 25,500千円 (直接経費: 25,500千円)
2002年度: 31,900千円 (直接経費: 31,900千円)
2001年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
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キーワード | 茎頂 / 軸 / 植物発生 / メリステム / シグナル伝達 / 植物ホルモン / 植物細胞 / モデル植物 / ペプチド / 情報 / フロリゲン / 左右相称性 / 植物遺伝 |
研究概要 |
植物の「軸性」の形成・維持には、長距離にわたる植物ホルモンの情報伝達と、局所的なアポプラスティックシグナルおよびシンプラスティックシグナルが関与している。本領域研究では、植物の軸形成・維持と情報伝達系について総合的に研究し、高等植物の発生の分子機構の解明をめざした。その結果、この6年間で軸性を担う因子の分子のレベルでのしくみが解かれると共に、「軸性」に関連する新たな因子も多数見つかってきた。茎頂-根端軸の形成、領域化、茎頂・根端の分裂組織の形成、葉・花・側根などの側生器官とその軸性に関する多数の遺伝子、不等分裂に関する遺伝子などが新たに単離され、それらの遺伝子ネットワークが明らかにされた。当初予定しなかった成果としては、植物発生に関連する多くのエピジェネティックな遺伝子発現の関与を明らかにしたことがあげられる。軸に関する「情報」に関しては、班員問の共同研究により日本発の新規情報分子の発見が相継いだ。また、世界的に注目された、花形成におけるFD/FTタンパク質、木部形成におけるザイロジェン(アラビノガラクタンプロテイン)、茎頂のサイズ維持および道管分化抑制に働くCLEペプチド類など、多くの新規情報伝達分子が本特定領域研究から明らかになった。FTシグナルはFTタンパク質として、葉から、多分師管を通って茎頂に運ばれることを明らかにしたことも本研究の大きな成果である。一方で、サイトカイニン情報系がほぼ明らかになると共に、サイトカイニン合成に関する新規の酵素(LOG)が茎頂の形成・維持に働くことも明らかとなった。以上の成果は、約630編の英文の論文として公表された。
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