研究課題/領域番号 |
13136201
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
小川 忠彦 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 教授 (60271607)
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研究分担者 |
塩川 和夫 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 准教授 (80226092)
大塚 雄一 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 助教 (40314025)
齋藤 昭則 (斉藤 昭則 / 齊藤 昭則) 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教 (10311739)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
97,800千円 (直接経費: 97,800千円)
2006年度: 6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
2005年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2004年度: 20,900千円 (直接経費: 20,900千円)
2003年度: 18,000千円 (直接経費: 18,000千円)
2002年度: 24,400千円 (直接経費: 24,400千円)
2001年度: 23,500千円 (直接経費: 23,500千円)
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キーワード | 中間圏 / 熱圏 / 電離圏 / プラズマバブル / 伝搬性電離圏擾乱 / 電離圏不規則構造 / 大気光 / GPS / 赤道大気・プラズマ環境 / 赤道電離圏・熱圏・中間圏 / 熱圏大気光 / プラズマ・大気波動 / CCDカメラ / GPS衛星 / 国際情報交換 / インドネシア |
研究概要 |
本研究課題の当初の設定目標は、1)赤道域対流圏に起源を持つ大気波動のエネルギーや運動量が熱圏高度に輸送されて散逸する過程と、2)散逸エネルギーが誘起する熱圏大気の変動と電離圏プラズマの応答過程を研究し、大気活動が世界で最も活発なインドネシア域に特有の赤道大気上下結合を解明することであった。このため、インドネシア域の高度80〜500kmの熱圏・電離圏を探査する独自の装置(光・電波観測装置、VHFレーダー、磁力計)をスマトラ島コトタバンの赤道大気レーダーサイトに設置して連続観測を実施するとともに、赤道レーダーを中心としたリージョナルネットワーク及び日本とオーストラリア内の観測拠点からなる広域ネットワークから得られる電離圏・熱圏データと併せて研究を行った。これらの自動観測から得られるデータは、13に挙げる複数のホームページで公開し、共同研究を促進している。これらの観測から、(1)赤道熱圏・電離圏における大気波動の散逸(赤道上空での新たな南向き熱圏波動の発見、スマトラ沖地震で誘発された電離圏変動の発見など)、(2)赤道電離圏を介した南北中緯度電離圏の水平結合(伝搬性電離圏擾乱の磁気共役性の発見)、(3)赤道電離圏の電子密度擾乱(赤道プラズマバブル中の電離圏不規則構造の詳細構造の解析)、(4)プラズマバブル発生と対流圏活動との関係、などの数多くの新たな知見を得た。
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