研究課題/領域番号 |
13136204
|
研究種目 |
特定領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山本 衛 京都大学, 生存圏研究所, 教授 (20210560)
|
研究分担者 |
深尾 昌一郎 京都大学, 生存圏研究所, 研究員(学術研究奨励) (30026249)
橋口 浩之 京都大学, 生存圏研究所, 准教授 (90293943)
山本 真之 京都大学, 生存圏研究所, 助教 (90346073)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2006
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
155,800千円 (直接経費: 155,800千円)
2006年度: 21,100千円 (直接経費: 21,100千円)
2005年度: 21,300千円 (直接経費: 21,300千円)
2004年度: 21,200千円 (直接経費: 21,200千円)
2003年度: 24,400千円 (直接経費: 24,400千円)
2002年度: 27,900千円 (直接経費: 27,900千円)
2001年度: 39,900千円 (直接経費: 39,900千円)
|
キーワード | 赤道大気上下結合 / 赤道大気レーダー / 赤道大気力学 / 大気波動 / インドネシア赤道域 / 長期連続観測 / リモートセンシング / レーダーネットワーク / 青銅大気力学 |
研究概要 |
本計画研究項目(A01)の目的は、赤道大気レーダー(Equatorial Atmosphere Radar; EAR)を用いた赤道大気波動の研究である。本研究では以下の成果を得た。 1. 赤道大気レーダーの長期連続観測の実現 2. 対流活動と季節内振動の関連の解明 3. 赤道大気波動と対流圏・成層圏の大気交換の実証 4. 上部対流圏の鉛直流と巻雲の観測 5. プラズマバブルの生成機構と大規模空間構造の解明 まず1では、2001年6月から現在まで、EAR対流圏・下部成層圏観測をほぼ連続に実施し、電離圏観測を時宜に応じて実施した。観測データを本領域のみならず国内・国外の関連研究者に公開した。観測プログラムの整備・開発、補修部品購入、EARと京大を結ぶ衛星回線の開設などを担当した。次に2では、熱帯域対流圏に顕著な季節内振動(Intra- Seasonal Variation; ISV)について解析しISVに伴う対流活動の変調を明らかにした。3では、EARとラジオゾンデ温度観測により赤道ケルビン波の砕波に伴う乱流強度を示した。4では、総観スケール(1000km以上)の熱帯域対流活動に伴う対流圏中層から上層での鉛直流変動の詳細を観測的にはじめて示す一方、地球の放射収支に影響する巻雲について、ミリ波レーダーやライダーとの協同観測により、熱帯域での鉛直流構造をはじめて示した。5では、EAR多ビーム観測によって赤道スプレッドF(Equatorial Spread-F; ESF)の時間変動と空間構造を分離観測することに成功し、ESFの発生時刻がほとんどの場合EAR上空のF領域高度の日没時刻より遅く、それと磁力線に沿って結合した磁気赤道における日没時刻までの時間帯に集中することを明らかにした。またESFに空間スケール500〜1000kmの東西波状構造が存在することを見出す等、多くの成果を得た。
|