研究課題/領域番号 |
13139203
|
研究種目 |
特定領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
|
研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
和田 正三 東京都立大学, 理学研究科, 教授 (60011681)
|
研究分担者 |
島崎 研一郎 九州大学, 大学院・理学研究院, 教授 (00124347)
長谷 あきら 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40183082)
徳富 哲 大阪府立大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (90142009)
飯野 盛利 大阪市立大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (50176054)
鐘ヶ江 健 (鐘ケ江 健) 東京都立大学, 理学研究科, 助手 (70264588)
菊池 一浩 自然科学研究機構, 基礎生物学研究所, 助手 (50332177)
清末 知宏 香川大学, 遺伝子実験施設, 助教授 (80241248)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
136,100千円 (直接経費: 136,100千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 29,500千円 (直接経費: 29,500千円)
2003年度: 27,200千円 (直接経費: 27,200千円)
2002年度: 34,400千円 (直接経費: 34,400千円)
2001年度: 43,500千円 (直接経費: 43,500千円)
|
キーワード | フォトトロピン / 青色光受容体 / 葉緑体光定位運動 / 気孔開口 / 光屈性 / 光受容初期過程 / クラミドモナス / LOVドメイン / phot2 / シロイヌナズナ / 葉緑体運動 / 光逃避運動 / 青色光反応 / EST / シダ前葉体 / 葉緑体 / シダ / 青色光 / 赤色光 / アクチン繊維 / 光定位運動 / フィトトロピン / フィトクロム / 光受容体 / アクチン / コチ / 光合成 / フィトクロム3 / カルシウムチャネル / ミオシン |
研究概要 |
植物は青色光という狭い波長領域の光を巧みに利用して、光屈性、茎・葉の伸長制御、気孔の開口運動、葉緑体の光定位運動など多くの異なる生理作用を混乱無く制御している。青色光によって活性化されるタンパク質燐酸化酵素である青色光受容体フォトトロピン(phototropin、略称phot)は、N末端側に存在する2つのLOVドメインに結合するFMNが青色光を吸収し、末端側に位置するキナーゼドメインの活性化を通して生理現象を制御している。本領域研究の目的は、青色光反応の中でも特に光合成の効率化にとって重要な役割を果たしているフォトトロピンの作用機構を明らかにすることである。 我々は過去4年間当該特定領域研究を行い、フォトトロピンの仲介する諸現象の確定、フォトトロピンの作用機作や光受容初期過程の解明など、フォトトロピンに関する多くの新知見を明らかにした。その成果は特定領域開始以来今までにnature誌に4報、science誌に1報発表したのを始め、総計44編の原著論文と17編の総説として発表し、斯界に強い影響を与えた。我々特定領域研究グループの班員の努力により、フォトトロピンの研究は今や完全に日本を中心に進んでいる。平成16年度で本特定領域研究は終了したが、平成17年度はその成果の取りまとめ、および今後のフォトトロピンの研究を一層促進するために、海外のフォトトロピン究者の内、将来を最も嘱望されているイギリスのJohn Christie博士、アメリカのKevin Gardner博士を招待してシンポジウムを開催し、フォトトロピンの現状把握と将来の方向性について討論を行った。
|