研究課題/領域番号 |
13140201
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
東 みゆき 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (90255654)
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研究分担者 |
橋口 昌章 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (20372443)
小園 裕子 東京医科歯科大学, 歯学部付属病院, 助手 (30197107)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
135,100千円 (直接経費: 135,100千円)
2005年度: 26,300千円 (直接経費: 26,300千円)
2004年度: 26,300千円 (直接経費: 26,300千円)
2003年度: 27,000千円 (直接経費: 27,000千円)
2002年度: 27,000千円 (直接経費: 27,000千円)
2001年度: 28,500千円 (直接経費: 28,500千円)
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キーワード | 補助シグナル分子 / 免疫制御 / B7ファミリー / 制御性T細胞 / 樹状細胞 / 免疫学 / ホメオスターシス / 免疫寛容 / T細胞 / 免疫応答 / 抑制分子 / 免疫細胞 / 自己免疫 / B7 / 抑制シグナル分子 |
研究概要 |
エフェクターT細胞による臓器特異的な局所免疫応答においては、B7補助シグナル経路が正および負に免疫応答を調節していることを多くのマウス疾患モデルを用いた検討から明らかにしてきた.本年は、PD-1:B7-H1抑制経路に加え、BTLA,B7-H3,B7-H4経路の機能について検討を行なった.また、エフェクターT細胞と制御性T細胞のそれぞれに対する補助刺激分子の関わりという視点からも解析を進めた.炎症時に局所組織細胞に誘導されるB7-H1の機能を明らかにするために、角化細胞特異的にB7-H1を発現させたトランスジェニックマウスを作成した.ハプテン抗原を用いた接触性過敏反応において、早期応答と遅延型応答にB7-H1が異なって関与していることを示す結果を得た.また、B7-H3およびB7-H4の機能解析において、in vivoおよびin vitroにおける抗体を用いた分子機能解析結果は、これらのシグナル経路がB7-H1/B7-DCと同様に免疫応答を正または負に複雑に制御する可能性を示した.この複雑な機構の理由のひとつとして、制御性T細胞の関与が示唆された.Co-stimulatorであるCD28とGITR、Co-inhibitorであるPD-1とBTLAは、conventionalなCD25^-CD4^+エフェクターT細胞に対してのみならず、CD25^-CD4^+制御性T細胞に対しても増殖および機能調節Co-signal分子として働くこと、in vivoにおいては組織樹状細胞あるいは組織細胞と制御性T細胞間相互作用において調節されていることが示唆された.
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