研究課題/領域番号 |
13140202
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
稲葉 カヨ 京都大学, 生命科学研究科, 教授 (00115792)
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研究分担者 |
伊豫田 智典 京都大学, 生命科学研究科, 助手 (60359784)
高原 和彦 京都大学, 大学院・生命科学研究科, 講師 (90301233)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
136,500千円 (直接経費: 136,500千円)
2005年度: 27,000千円 (直接経費: 27,000千円)
2004年度: 27,000千円 (直接経費: 27,000千円)
2003年度: 27,000千円 (直接経費: 27,000千円)
2002年度: 27,000千円 (直接経費: 27,000千円)
2001年度: 28,500千円 (直接経費: 28,500千円)
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キーワード | 樹状細胞 / 免疫応答制御 / 制御性T細胞 / 抗原提示 / T細胞活性化 / 抗原特異性 / クロストレランス / クロストプライミング / Th1 / Th2 / 補助刺激分子 / 免疫寛容 / CD25^+CD4^+制御性T細胞 / CD80 / 86 / サブセット / 抗原捕捉 / クロスプレゼンテイーション / T細胞増殖 / T細胞除去 / IFN-γ / 樹状細胞活性化 |
研究概要 |
胸腺由来のCD25+CD4+制御性T細胞(Treg)は自己免疫疾患の発症を抑制していることが知られるが、活性化した樹状細胞(DC)はTregの増殖を誘導し、免疫応答を制御することもこれまでの研究で明らかである。また、DCによって増殖したTregはその抗原特異性を維持し免疫応答を抑制する。そこで、異系白血球混合培養応答(MLR)によって増殖するTregの特異性とその効率をin vitroならびにin vivoで検討した。その結果、異系DCはIL-2非添加に比べ添加時に非常に効率よくTregの増殖を誘導すること、IL-2およびCD80/86非依存的にFoxp3の発現を維持することが示された。また、増殖したTregは生体から調製された直後の細胞に比べ、遥かに強力にMLRを抑制すること、また、増殖誘導に用いられたDCの系統に対するMLRの抑制活性は別の系統に対するものに比べ3-10倍であった。そこで、この細胞を同系のCD25-CD4+ T細胞と共に亜致死線量を照射した異系マウスに輸注したところ、GvHの発症が有意に抑制されることも示された。 このようなTregの増殖誘導に関しては、骨髄前駆細胞よりin vitroで誘導された活性化DCがとりわけ強力な作用をもつことから、生体から調製した脾DCによる抗原提示における作用を検討した。その結果、脾DCはナイーブな抗原特異的T細胞だけでなく、増殖誘導した抗原特異的Tregの増殖も誘導した。しかし、培養過程におけるDCのMHCクラスIIならびにCD80の発現上昇はTregと培養した場合には認められなかった。さらに、抗原特異性の異なるTregとナイーブT細胞を両方の抗原を提示する同時に提示するDCと共に培養すると、ナイーブT細胞の活性化が有意に抑制されることが明らかになった。
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