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ショウジョウバエのパターン形成遺伝子の網羅的探索

研究課題

研究課題/領域番号 13202014
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東京大学

研究代表者

多羽田 哲也  東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (10183865)

研究分担者 常泉 和秀  東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助手 (40280953)
研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
2001年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
キーワードショジョウバエ / 形態形成 / コンパートメント / ヘッジホッグ / dpp / mtv / カドヘリン / SNP
研究概要

本研究は生物の体構造を作るメカニズムを明らかにすることを目的として、ショウジョウバエの翅形成をモデルに形態形成遺伝子の同定を試みた。翅はコンパートメントに分割され、その境界に発現するシグナル分子の濃度勾配によりパターニングされる。EMSを用いて、突然変異を誘発し、体細胞クローンを作成し、その表現型によりスクリーニングを行った。
1.番染色体のスクリーニング 当初計画により得られた約100系統の変異の中から相補性試験により既知の遺伝子を除いた。ショウジョウバエの詳細なSNPが発表されたことから現在これをもとにしたマッピングを行っている。
2.細胞の親和性を制御するmtv遺伝子の機能解析 スクリーニングにより周辺の細胞との親和性が低下して丸い形状を持つクローンを形成する変異が同定され本研究室で同定されたmtv遺伝子にマップされた。これは周囲の細胞と親和性が異なるために、接触面を最少にする力が働くためと考えられ乱前部と後部に生じたmtvクローンがたまたま境界で接する時には、しばしば境界がクローンに接する部分で屈折したように曲がることが観察される。おそらくmtvクローン間の親和性が強いために両者の接触面を最大にする力が働くものと思われる。しかしながらこの親和性は前後コンパートメント間においては差が無いために、コンパートメント間での移動は観察されない。また非常に大きなmtvクローンが境界で接している時にも境界は野生型と同様に直線を保っているので、ここでいう親和性はコンパートメント境界を維持するために働くそれとは独立のものである。mtvのクローン内ではカドヘリンのレベルの上昇が観察されるが、それが直接親和性を制御しているかどうかは今後の検証を待つ必要がある。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Tabata, T.: "Genetics of morphogen gradients"Nature Reviews Genetics. 2. 620-630 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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