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マクロアレイを用いた葉緑体発達に関わる核遺伝子の抽出と発現解析

研究課題

研究課題/領域番号 13202016
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東京大学

研究代表者

金丸 研吾  東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助手 (90260025)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
2001年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
キーワードマクロアレイ / シロイヌナズナ / 葉緑体 / トランスクリプトーム / データベース
研究概要

<マクロアレイのケミルミでの検出・解析法の確立>ビオチン標識したcDNAプローブをハイブリさせたマクロアレイを化学発光させて蛍光イメージアナライザーでシグナルを取り込み、数値化して解析する手法を確立した。本研究代表らが設立したJCAAは、昨夏以降、高品質、低価格での委託作成の段取りを整え、第二期メンバーを公募して全国90研究グループを超えるコンソーシアムになった。本研究代表らによるDNAスポット量やデプローブ条件の最適化を済ませ、マクロアレイ355セットを5月迄に配分できる予定である。(蛋白質・核酸・酵素2002,Vol47,91-93)。
<データベース構築とアレイ解析結果の対比>JCAAアレイ上のESTクローン用のデータベース(名大鈴木孝征氏作成)を改良し、検索対象を全推定遺伝子に拡大、オルガネラ移行予測検索結果などを加えたDARTを全国の研究者に公開した。このDBによりJCAAマクロアレイ上には全遺伝子の4割、葉緑体移行が予測される蛋白質の半分以上の遺伝子が網羅されていることがわかった。そこで手始めに、光漂自剤の影響と葉緑体発達不全変異株についてアレイ解析した。
<国内外での成果の位置づけ>葉緑体関連遺伝子のアレイ解析によるグループ化において本研究は世界的にもパイオニア的取り組みである。特に定量性でマイクロアレイより優れたマクロアレイを汎用性の高いケミルミ法でシロイヌナズナでも解析できるようにした意義は大きい。誰でも利用できる国産cDNAアレイを有志活動で供給する試みは共同作成から委託作成へと拡大、発展している。これらにより本研究遂行に十分な数のマクロアレイが確保できた。さらに、残ったPCR産物を活用して効率的にサブアレイ作成ができるシステムを新年度から動かす予定で、自身を含め我が国におけるシロイヌナズナのマクロアレイ研究は今後急速に成果を挙げると期待される。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.Kanamaru, A.Nagashima, M.Fujiwara et al.: "An Arabidopsis sigma factor (SIG2)-dependent expression of plastid-encoded tRNAs in chloroplasts"Plant & Cell Physiology. 42(10). 1034-1043 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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