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SAGE法によるヒト血液細胞の遺伝子発現解析

研究課題

研究課題/領域番号 13204022
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東京大学

研究代表者

橋本 真一  東京大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (00313099)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
2001年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
キーワード遺伝子発現 / SAGE / 樹状細胞
研究概要

我々は、生体防御機構(免疫)、特に炎症、免疫疾患をターゲットにした遺伝的要因の同定と分子レベルでの解明の為、生体防御機構に中心的な役割を担う血液細胞(特に樹状細胞)に焦点を絞りSerial analysis of gene expression(SAGE)を用い包括的な遺伝子発現解析を行うことを目的とする。
我々は現在まで、単球からの樹状細胞の分化に伴う遺伝子発現をSAGE法により検討を進めてきた。これらの結果から、樹状細胞が発現している遺伝子及び分化に伴って発現してくる遺伝子を同定し、癌ワクチンへの応用が期待される樹状細胞の機能を明らかにする。
一方、樹状細胞たけでなく免疫系全体として考えるとT細胞、B細胞など他の血液細胞の発現遺伝子を調べることがそれぞれの血液細胞特有の遺伝子を検索する上で重要である。そこで他の血液細胞(B、NK, T細胞など)の包括的遺伝子解析を行いデータベース化し、それを基にして炎症、免疫疾患の遺伝的要因の同定、また、分子レベルでの機能を明らかにする。
2001年度の成果としてはa)樹状細胞サブセットであるランゲルハンス細胞(LC)についてSAGE法で包括的遺伝子発現の解析を行った。LCのcDNAから56,695のtagを解析し、21,270種類の転写産物を得た。LCは、未成熟樹状細胞の遺伝子発現パタ-ンと非常に良く相関していた。また、未成熟樹状細胞、成熟樹状細胞の結果と比較したところ、LCではDNase I-like3,RNase A, serine and matrix metalloproteinases (MMPs)などの酵素、また、Tight-Junction Proteins, Claudin 1が有意に発現していた。
b)他の血液細胞の発現遺伝子を調べることによりそれぞれの血液細胞特有の遺伝子を検索する目的で、今回、ヒトCD8陽性T細胞とNK細胞について85,848個のtagを解析した。NK細胞ではCTLに関与している遺伝子granulysin, perforin, granzyme B, and defensin-α1,などが多く発現していた。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Masako Masuda et al.: "Identification and immunocytochemical analysis of DCNP1,a dendritic cell-assocoated nuclear protein"Biochem Biophys Res Commun. 290. 1022-1029 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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