• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

SNPs探索分子素子(ミスマッチ結合分子リガンド)の開発

研究課題

研究課題/領域番号 13204045
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関京都大学

研究代表者

中谷 和彦  京都大学, 工学研究科, 助教授 (70237303)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
2001年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
キーワードミスマッチ / DNA / ナフチリジン / SNP
研究概要

1)核磁気共鳴スペクトル(NMR)によるナフチリジンダイマーとG-GミスマッチDNA複合体構造の解析を行った。
ゲノムサイエンスセンターの菊地淳博士の協力を得て、ナフチリジンダイマーとG-GミスマッチDNAのNMRによる構造解析を行った。その結果、ナフチリジンダイマーによるG-Gミスマッチの認識には、ナフチリジンとグアニンとの水素結合形成、ナフチリジン環のインターカレーション、二つのナフチリジン-グアニンペアがジグザグにスタックしている事が明らかとなった。この結果から、ナフチリジンダイマーによるG-Gミスマッチの認識は、当初我々が予想したモデルに極めて近い事が明らかとなり、他のミスマッチ認識にこのモデルが適用できる可能性が強く示唆された。
2)G-Aミスマッチ認識分子開発に向けたA認識化合物のスクリーニングを行った。
アデニンと水素結合様式がマッチする化合物をスクリーニングして、ナフチリジンとのハイブリッドを作成した結果、G-Aミスマッチに強く結合する化合物を得た。現在この化合物をリードとする詳細な構造活性相関を実施中であり、G-Aミスマッチ認識については目途が立った。
3)ナフチリジンダイマーによるG-G、G-A、G-Tミスマッチ認識。
SPRチップ表面へナフチリジンダイマーを固定化する際、チップ表面(デキストランでコートされている)からナフチリジンダイマーが十分水溶液中に曝露されていることが必要となる。そのために、ナフチリジンダイマーとSPR表面のリンカー長を伸ばすことを検討した。その結果、ポリエチレングリコールリンカーを用いることにより、感度が2倍上昇した。今後、リンカー長をさらに長くすることによる感度上昇を試みる。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi