• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

EBウイルスベクターを用いた系統的遺伝子機能解析システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 13206007
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関筑波大学

研究代表者

三輪 佳宏  筑波大学, 基礎医学系, 講師 (70263845)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2001年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
キーワードEpstein-Barrウイルス / DsRed / 可視化 / ベクター / フローサイトメトリー
研究概要

ゲノム解析によって明らかになった塩基配列情報を元に、系統的に簡便にかつ迅速に機能解析を進めることができる網羅的な機能解析手法の開発を目的として研究を進めている。本年度は、かねてより解析を開始していた赤色蛍光蛋白質DsRedの細胞内動態の解析が大きく進展した。DsRedは当初予定していた1)動物細胞を用いたプロモーター解析、2)Tet制御発現系の改良と応用、3)外来DNA可視化システムの構築のいずれのプロジェクトにおいても、これらの研究を強力に推進できる重要なツールとなるので、予定を変更し、DsRedの解析とその結果に基づくDsRedの改良を最優先で推進した。その結果、以下のような成果を得ることができた。
1)DsRed蛋白質は哺乳動物細胞内においてユビキチン化-プロテアソーム系を介して、迅速に分解されているため、細胞内に十分な量の蛋白質の蓄積が起こりにくく、蛍光を検出することが難しいことを見出した。
2)1)の結果を踏まえて、分解系を免れるDsRedの開発に成功した。これを用いると、フローサイトメトリーにおいてほぼ100%の細胞で蛍光を検出することが可能となり、蛍光強度も数十倍に上昇していた。これを緑色蛍光蛋白質EGFPと組み合わせて利用することにより、フローサイトメトリー(FCM)によって、簡便に2カラー解析を行うことが可能となった。
3)2カラーFCMが可能になったことを活用し、わずか数日で2種類の遺伝子を独立に哺乳動物細胞に導入するRapid Stable Double Transfectionが可能になるEBVベクターセットの開発に成功した。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi