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クライオ質量分析による単一細胞内物質分布直接観察法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 13206026
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関北陸先端科学技術大学院大学

研究代表者

内藤 康秀  北陸先端科学技術大学院大学, 材料科学研究科, 助手 (40237186)

研究分担者 高橋 勝利  産業技術総合研究所, 生命情報科学研究センター, チームリーダー (00271792)
研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
2001年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
キーワードゲノム / プロテオーム / メタボローム / 質量シメージング / 質量分析 / FTICR / MALDI / クライオステージ
研究概要

細胞内で蛋白質や代謝物質がどのように局在化しているのかを網羅的に調べるために、レーザー光線と超高分解能超高感度質量分析装置を使って細胞内での物質分布のイメージングを行うための手法確立を目指して研究を実施した。
(1)クライオMALDIの開発
ペルチェ素子を用いてMALDIサンプル面を瞬時に冷却し、最低温度-30℃を達成した。さらに-200℃を目指して放熱側冷却方法の検討を行っている。サンプル面を二次元方向に0.5μm精度で移動できる機構を設けた。製作したイオン源をフーリエ変換質量分析計に実装し、Methylene Blue、2,5-DHB、PEG等を評価用試料としてクライオMALDIの動作確認を行った。N_2パルスレーザー照射により生成したイオンを検出し、サンプル面の冷却にともないイオン信号強度が増大する効果を確認した。
(2)フーリエ変換質量分析装置の超高感度化
イオン源から検出部へ高効率にイオンを輸送できる、イオン透過質量範囲の広い四重極イオンガイドを開発し、フーリエ変換質量分析計に実装した。イオンガイドを二段の四重極で構成し、イオン源側の四重極に可動機構を設け、四重極間をゲートバルブで遮断可能にした。四重極に印加するRF高電圧波形を発生させる高周波昇圧トランスを設計、製作した。これをバイポーラ型電力増幅器と併用することで、1MHzにおいて約1kVの振幅を得ており、理論上はm/z(質量電荷比)5000程度までのイオン輸送が可能になる。
(3)波長可変赤外レーザー光源を用いたMALDIの検討
生体組織の直接観察に適した赤外MALDIの諸条件を検討するため、自由電子レーザーを飛行時間型質量分析計に導入し、MALDIの赤外波長依存性を評価するシステムを構築した。赤外域での代表的なマトリックスであるフマル酸を用いて評価予備測定を行った。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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