• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

マウス生殖細胞で機能する転写制御システムの系統的解析

研究課題

研究課題/領域番号 13206036
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関京都大学

研究代表者

吉田 松生  京都大学, 医学研究科, 助手 (60294138)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
2001年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
キーワード生殖細胞 / 精原細胞 / 転写因子 / マウス / 精子形成
研究概要

本研究は、ほ乳類の精子形成幹細胞を含む精原細胞に焦点を絞り、ゲノム生物学的解析により、その生物学的重要性に迫る。精原細胞、とりわけ精子形成幹細胞を含む未分化型精原細胞は精巣内で少数であるため、生殖細胞特異的にGFPを発現するトランスジェニックマウスより、精原細胞全体を純化、酵母two-hybrid法により転写関連因子の検索を行っている。現在までにいくつかの興味深い因子を同定しており、本年度はこの研究を推進すると同時に新しい展開を試みた。以下に具体的な成果を述べる。
CREB biding protein (CBP)結合因子の検索と発現解析
精原細胞cDNAライブラリーを、多くの転写関連因子と結合するコアクチベーターCBPをbaitとして用いた酵母two-hybrid法にて検索。その発現パターンを、differential hybridization及びin situ hybridizationにより検討した。現在約50の遺伝子について精巣での発現パターンを明らかにしている。少なくとも2つは、精原細胞の一部に発現を示し、興味深い。
bHLH因子1P19の未分化型精原細胞特異的発現。
1P19の発現を詳細に解析した結果、幹細胞を含むごく少数の未分化型精原細胞に特異的に発現する事が明らかとなった。
1P19の転写制限領域を用いた、未分化型精原細胞の生体内ラベル。
1P19遺伝子のゲノム領域をクローニング、コード領域を蛍光タンパク質に置換したDNAを用いて、トランスジェニックマウスを作製、未分化型精原細胞を生体内で特異的にラベルする事に成功した。未分化型精原細胞の純化および特異的遺伝子の検索を開始した。
その結果、未分化型精原細胞を純化して、再びゲノム生物学的手法を用いた網羅的解析を行うことによって、この生物学的に重要な細胞の実体が明らかになることが期待される。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] S.Yoshida et al.: "Sgn1 a basic helix loop helix transcription factor delineates the salivary gland duct cell lineage in mice"Developmental Biology. 240. 517-530 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] R.Mizuguchi et al.: "Combinational role of Olig2 and Neurogenin2 in the coordinated induction of pan-neuronal and subtype-specific properties of motoneurons"Neuron. 31. 757-771 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi