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大脳皮質の層構造形成に関係する新規Deltaレセプターのクローニング

研究課題

研究課題/領域番号 13210064
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関信州大学

研究代表者

中山 耕造  信州大学, 医学部, 講師 (70192680)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
2001年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
キーワード大脳皮質 / subplate / preplate / Delta / Notch
研究概要

我々は、マウスの胎児脳から、分岐したDeltaをコードする遺伝子をクローニングした。大脳の発生過程において、この遺伝子はpreplateの一部であるsubplate neuronに選択的に、かつ一過的に発現し、層構造形成への関与が示唆される。また、大脳皮質ニューロンのprimary cultureに、細胞外ドメインのみを発現させ可溶化したこの分子を加えると、細胞の形態が変化し、進展していた神経突起が著しいretractionをおこす。これらの結果から、皮質を形成するニューロンがsubplateを通り抜けるときにレセプターを介して、subplate上に発現しているこの分子と接触して、なんらかの調節を受けている可能性が考えられる。さらに、視床から大脳への投射を調節している可能性も考えられる。
この分子の細胞外ドメインにalkaline phosohataseを結合し、293T細胞に導入して、培地中にフユージョン蛋白質を分泌する系を作った。この培地中に分泌されたフユージョン蛋白質を精製し、マウスの胎児を用いてこのフユージョン蛋白質がどこに結合するかを検討したところ、受精後14-16日目の大脳皮質に結合活性が認められた。
受精後10日目のマウス胎児の頭部から神経幹細胞を分離し、分化を誘導する条件で培養して、各分化段階の細胞からRNAを抽出し、発現ベクターを用いてcDNAライブラリーを作製した。現在、このライブラリーをCOS7細胞に導入して発現させ、前述のフユージョン蛋白質をプローブに、alkalin phosphatase活性を指標にスクリーニングしている。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Ebata S.: "The regulatory mechanism of BMP expression and its signal transcluction"Spine, 総説. (in press).

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Ohta K.: "Inhibitory effects of Pyrrolidine dithiocarbamate on endotoxin induced uveitis in 2ewis rats"Invest. Ophthalmol. Vis. Sci.. 43. 744-750 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Sugane K.: "Diagnosis of Toxoplasma meningoencephalitis in a non-AIDS pationt using PCR"J. Infection. 42. 159-160 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Li W.: "Characterization of a novel synGAP isoform, synGAP-beta"J. Biol. Chem.. 276. 21417-21424 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Hamano H.: "High serum IgG4 Concentration in patients with Sclerosing Pancreatitis"New. Eng. J. Med.. 344. 732-738 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Masumoto J.: "Murine ortholog of ASC, a CARD-containing protein, Self-associates and exhibitsrestricted distribution in developing mouse embryos"Exprimental Cell Research. 262. 128-133 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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