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神経細胞およびグリア細胞の変性におけるApaf1依存性アポトーシスの解析

研究課題

研究課題/領域番号 13210111
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関九州大学

研究代表者

吉田 裕樹  九州大学, 生体防御医学研究所, 助教授 (40260715)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
2001年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
キーワードApaf1 / ニューロン / アポトーシス / ミトコンドリア
研究概要

これまで、ミトコンドリア依存性アポトーシスにおけるアダプター分子Apaf1を欠損するマウスを作成し、Apaf1が胎仔脳に強く発現することやApaf1欠損胎仔ではニューロンのアポトーシスが生じずニューロンの蓄積による脳の変形が生じることを報告してきた。本研究の目的は、Apaf1欠損神経上皮細胞、ニューロン、グリア細胞に様々なアポトーシス誘導刺激を加え、アポトーシス抵抗性を指標に、これらの細胞におけるミトコンドリア依存性アポトーシスの関与を解析することである。
Apaf1欠損胎仔よりえたニューロンをbFGF存在下で4日培養し、この後抗がん剤エトポシドやキナーゼ阻害剤スタウロスポリンで刺激したところ、Apaf1欠損細胞では野生型に比べ細胞死抵抗性、およびカスパーゼ活性化の低下がみられ、これらの刺激によりApaf1依存性アポトーシスが活性化することが示された。さらに、同じ細胞にNMDA刺激を加え興奮性細胞死を誘導したところ、Apaf1欠損細胞において若干の細胞死抵抗性が見られ、NMDA刺激によるカルシウム上昇依存性の細胞死にもApaf1の関与が示唆された。さらに、同じ細胞に小胞体ストレス刺激を誘導する目的でthapsigarginを加えたところ、やはりApaf1欠損細胞において細胞死抵抗性が見られた。小胞体ストレスにおいては、カスパーゼ12が活性化することが報告されているが、詳細なアポトーシス誘導機構は明らかではないため、カルシウム依存性アポトーシス誘導経路とともにApaf1を介したアポトーシス経路の関与を詳細に解析していく予定である。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Guo Z他: "Inactivation of the retinoblastoma tumor suppressor induces apoptosis protease-activating factor-1 dependent and independent apoptotic pathways during embryogenesis"Cancer Res. 61・23. 8395-8400 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Miyazaki K他: "Caspase-independent cell death and mitochondrial disrupsions observed in the apaf1-deficient cells"J. Biochem (Tokyo). 129・6. 963-969 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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