研究課題/領域番号 |
13210117
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研究種目 |
特定領域研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
堀江 秀典 早稲田大学, 先端バイオ研究所, 教授 (80046135)
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研究期間 (年度) |
2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
2001年度: 7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
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キーワード | 脊髄損傷 / 酸化型ガレクチン-1 / 軸索再生 / 器官培養 / 末梢神経再生 / 受容体 / マクロファージ |
研究概要 |
腎由来の株細胞COS1の培養上清から分離された酸化型ガレクチンー1(GAL-1/OX)は末梢神経損傷後の軸索再生の初期過程を調節する因子である。この因子の標的細胞がマクロファージでこの因子により刺激されたマクロファージの培養上清は末梢神経再生を強く増強するだけでなく、培養された網膜片からの神経再生を増強した。我々はGAL-1/Oxがin vivoにおける末梢神経再生・機能回復を促進すること、GAL-1/Oxで刺激されたマクロファージの培養上清の神経再生における機能を更に解析し、その因子の分離精製を行った。 長谷川らは坐骨神経を切除し、化学的に神経線維内の細胞を破壊しもとの坐骨神経と再縫合したin vivoの系で中枢側、末梢側それぞれの断端からの移植片へのシュワン細胞の遊走がGAL-1/Ox投与で促進されその抗体で抑制された。マクロファージの培養上清がin vitroの系で神経線維切断端からのシュワン細胞の遊走も促進することことから、GAL-1/Ox・マクロファージの系が働いた結果ではないかと考えられる。更に損傷後の機能回復はGAL-1/Ox投与で促進されることが明らかとなった。次に培養上清をゲル濾過で分離すると100kDのあたりに活性が見られ、イオン交換クロマトグラフィー(DEAE)による分離でも1つの分画に活性が見られた。現在更に分離を進めているところである。またGAL-1/Oxの受容体の分離をマクロファージの膜画分から抽出し同定する研究を進めている。受容体からのマクロファージ内でのシグナル伝達経路の解明とGAL-1/Oxの標的細胞の特定とその分布、損傷による発現変動などを明らかにし損傷後の変性抑制、再生促進条件を確立していく計画である。最後にALSの発症とガレクチンー1との関連を示唆するデータが加藤らにより得られたのでその解明に向けての研究も進めている。
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