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Src関連タンパクのユビキチン・プロテアソーム系による制御と発癌

研究課題

研究課題/領域番号 13214020
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

小田 秀明  東京女子医科大学, 医学部, 教授 (40214142)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2001年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
キーワードSrc関連タンパク / ユビキチン化 / プロテアソーム / リン酸化
研究概要

Src関連タンパク(Fyn,Yes,Hck,Fgr,Lyn)の野生型および変異型(SH2,SH3ドメインを欠くもの、活性化部位に変異を導入してキナーゼ活性化のないもの、常に活性化状態にあるもの)の発現ベクターを作成し、COS細胞に導入してSrc関連タンパクの野生型、各種変異タンパクを発現させその半減期を解析した。この結果キナーゼ活性の高いタンパクでは半減期30分と短く、活性を欠くタンパクでは半減期は2時間程度と長く安定していた。キナーゼ活性のあるSrc関連タンパクの早期分解にユビキンチン・プロテアゾーム系が関与しているかどうかを検索した。一部のタンパク(Fyn,Yes)で、この系の阻害剤であるMG132添加の有無による半減期の違いを検索した。この結果、活性の高いタンパクでは阻害剤添加により半減期が延長し、早期の分解が抑制された。活性のないタンパクでは阻害剤添加による変化は認められなかった。またユビチン化が実際に生じているかを、免疫沈降後ウェスタン法により同定した。この結果キナーゼ活性の高い、半減期の短いタンパクに特異的にユビキン化が認められた。以上よりSrc関連タンパクはキナーゼ活性の高い状態でユビキン化され早期に分解されていることが示唆された。Src関連タンパクは従来考えられていたCskによる制御と共にユビキンチン・プロテアゾーム系が活性化状態のタンパク制御に関与している事が示唆された。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Ide F., Oda H., et al.: "Xeroderm a pigmentosum group A gene action as a protection factor against 4-nitroquinoline 1-oxide-induced tongue carcinogenesis"Carcinogenesis. 22. 567-572 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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