• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

DNA修復能欠損メラノサイトを用いた再構築皮膚での紫外線によるメラノーマ形成誘導

研究課題

研究課題/領域番号 13214065
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関神戸大学

研究代表者

船坂 陽子  神戸大学, 医学部・附属病院, 講師 (30209150)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2001年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
キーワード色素性乾皮症 / DNA修復能 / 紫外線 / メラノーマ / メラニン / 3次元培養 / 人工皮膚
研究概要

1.紫外線によるDNA修復能を欠損する色素性乾皮症A群患者皮膚よりメラノサイトを単離、培養することに成功した。正常メラノサイトとの比較において、中波長紫外線(UVB)領域でapoptosisがより少量の紫外線量で誘導されたのに対し、長波長紫外線(WA)領域では、細胞死の動態は正常メラノサイトとの間で差を認めなかった。
2.異なるメラニン種を有するDNA修復能欠損メラノサイトを得るためにユーメラニンおよびメラニン不含メラノサイトについては各遺伝背景をもつXPAKOマウスより単離した。
3.DNA修復能が欠損し、フェオメラニンを含有するメラノサイトを得るために、XPAKOC57BL/6とyellow mouseとのbackcrossによりこの性質をもつメラノサイトが産生されるよう、マウスを作製した。
4.DNA修復能欠損メラノサイトとDNA修復能正常ケラチノサイトよりなる人工表皮を作成し、ゼラチンで固めた線維芽細胞を真皮支持体成分として用いて作成した人工皮膚を、SCIDマウスに移植し、紫外線(WBおよびWA)を照射したところ2-3週で移植皮膚は壊死に陥った。そこで、ヒトおよびマウス皮膚をトリプシン処理により表皮成分を剥脱した真皮条に前述の人工表皮を作成したところ、速やかに血管成分が真皮側に形成されるためSClDマウスへの移植後も皮膚の壊死は避けられることが判明し、現在照射実験を続行中である。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Funasaka Y: "A role of melanin on UV-induced carcinogenesis"Photomed Photobiol. (in press).

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi