研究課題/領域番号 |
13214080
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研究種目 |
特定領域研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
田中 真二 九州大学, 医学部・附属病院, 助手 (30253420)
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研究期間 (年度) |
2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
2001年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
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キーワード | Wnt / Frizzled / differential display / CCN / WISP / transformation / invasion / angiogenesis |
研究概要 |
癌遺伝子Wntはbeta-cateninを細胞接着安定因子から転写促進因子へ変換させる新たな癌化シグナル伝達分子として注目を集めている(Peifer&Polakis. Science 2000)。我々は臨床検体より癌組織特異的に発現する新規WntレセプターFzE3遺伝子をクローニングし、その高発現により癌抑制遺伝子APCが抑制されbeta-cateninの核内移行が促進することを証明した(Tanaka et al. Proc Natl Acad Sci USA1998)。次に我々は平成12年度、平成13年度特定研究(C)/研究代表によりWnt/Fzシグナルに因って誘導される遺伝子をdifferential display法を用いて解析し、結合組織増殖因子connective tissue growth factor、血管新生因子cyr61、癌遺伝子novを含むCCNファミリーに属する新しい遺伝子Wnt-inducible secreted protein1 variant(WISP1v)をクローニングした(GenBank登録 AB034122)。CCNファミリー蛋白はIGF結合ドメイン、von Willebrand factor type C(VWC)ドメイン、thrombospondin(THBS)ドメイン、cysteine knot(CK)ドメインから構成されているが、WISP1vはVWCドメインを完全に欠損していた。遺伝子導入細胞の解析によりWISP1vが形質転換能、細胞浸潤亢進能を持つ癌遺伝子であること、臨床材料を用いた解析によりスキルス胃癌で特異的に高発現することを報告した(Tanaka et al. Oncogene 2001)。さらに、同じファミリーに属するWISP3にドメイン欠損体があることを見い出し(GenBank登録AB075040)、現在その解析を進めている。
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