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Dbl類縁癌遺伝子(Rho活性化因子)による発癌メカニズムの解析

研究課題

研究課題/領域番号 13214121
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関愛知県がんセンター

研究代表者

永田 浩一  愛知県がんセンター, 発がん制御研究部, 室長 (50252143)

研究分担者 伊奈田 宏康  愛知県がんセンター, 発がん制御研究部, 主任研究員 (90283522)
研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2001年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
キーワード発癌 / Dbl / Rho / 低分子量G蛋白質
研究概要

RhoファミリーはRho,Rac,Cdc42などからなり、がん遺伝子産物Rasと類似の蛋白質群である。これらの蛋白質は細胞の運動・接着の制御、分裂などの多彩な細胞現象を制御する。Rho依存性情報伝達経路の異常な活性化は、がん細胞の転移・浸潤能を増大させると考えられており、Rhoの活性化機構解明はがん細胞の浸潤・転移のメカニズムの解明にも直結する。私たちは世界に先駆けて、特定の細胞内蛋白質のリン酸化状態をin vitroおよびin vivoでモニターすることが可能な抗リン酸化ペプチド抗体の作製法を開発していたが、その技術を応用してKIAA380がRho特異的活性化因子であることを同定した。さらに、神経系培養細胞におけるリゾフォスファチジン酸依存性神経突起退縮では、KIAA380によるRhoの活性化が駆動力になっていることを明らかにした。また、ドメイン解析によりKIAA380のDH/PH領域のC末側近傍に存在するプロリン・リッチ領域がKIAA380依存性形態変化に重要な役割を果たすことを見出した。一方、私たちは、がん細胞の増殖と転移、血管新生との関連が報告されている細胞膜受容体PlexinとKIAA380が相互作用することと、Plexin受容体刺激により細胞内のRhoが活性化されることを見出した。さらに、新規Rho活性化因子KIAA521がそのC末端のERM相同領域を介してセプチン蛋白質と相互作用することを見出している。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Yasui, Y et al.: "Protein kinases required for segregation of vimentin filaments in mitotic process"Oncogene. 20. 2868-2876 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Nagata, K et al.: "A decade of site-and phosphorylation state-specific antibodies : recent advance of studies"Genes to Cells. 6. 653-664 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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