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分子シャペロンによる基底膜分子構築の操作と癌細胞の浸潤・転移機能の解析

研究課題

研究課題/領域番号 13216053
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関京都大学

研究代表者

永田 和宏  京都大学, 再生医科学研究所, 教授 (50127114)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2001年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
キーワード分子シャペロン / HSP47 / コラーゲン / 基底膜
研究概要

1.細胞レベルで基底膜形成の分子機構を解析するため、すでにhsp47^<+/->、hsp47^<-/->ES細胞を樹立している。これらの細胞からembryoid bodyをつくらせ、基底膜の分子構築の動態を解析する。また、これらES細胞をレチノイン酸やcyclicAMPで分化させ、その際に誘導されるIV型コラーゲンの分子構造を調べることによって、IV型コラーゲンの分子異常がどのように基底膜形成に関与するかを明らかにする。
実績:hsp47^<-/->ES細胞から作らせたembryoid bodyでは、基底膜ができないことが明らかになり、さらにIV型コラーゲンの分泌速度が遅くなっていることもわかった。
2.hsp47遺伝子破壊は胎生致死となるため、マウスが成熟してからアデノウイルスによってCre遺伝子を発現させ、hsp47を破壊することによって、基底膜の構築に異常を起こさせる。このようなマウスに癌細胞を接種し、基底膜を介した遠隔転移を観察する。実際に組織中で、どのように癌細胞が基底膜を越えて浸潤・転移していくかを観察することによって、基底膜による転移の阻止能に関する情報を得る。
実績:Cre遺伝子によるコンディショナルノックアウトを行うため、LoxP-hsp47遺伝子に置換したトランスジェニックマウスを樹立確立した。現在このマウスをホモにもったマウスを得る作業を行っているところであり、さらにアデノウイルスで制御されたCre遺伝子の発現系を作るところである。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] S.MURAKAMI: "Heat shock protein(HSP)47 and collagen are upregulated during neointimal formation in the balloon-injured rat carotid artery"Atherosclerosis. 157. 361-368 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] M.KIKUCHI: "A single chain Fv fragment 2A3 specific for native lysozyme : Isolation from a human synthetic phage display antibody library and characterization"J.Biochem. 129. 237-242 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] O.MATSUSHITA: "Substrate recognition by the collagen-binding domain of clostridium histolyticum class I collagenase"J.Boil.Chem.. 276(12). 8761-8770 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] M.NAITOH: "Upregulation of HSP47 and collagen type III in the dermal fibrotic desease, keloid"Biochem Biophys Res Commun.. 280. 1316-1322 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] N.HOSOKAWA: "A novel ER α -mannosidase-like protein accelerates ER-associated degradation"EMBO Reports. 2(5). 415-422 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] K.NAKATSUKASA: "Mnl1p, an α -mannosidase-like protein in yeast Saccaromyces cerevisiae, is required for ER associated degradation of glycoproteins"J.Boil.Chem.. 276(12). 8635-8638 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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