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アポトーシス核変化制御因子p74の作用機構と癌発生・進展への関与

研究課題

研究課題/領域番号 13216055
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関京都大学

研究代表者

高橋 淳  京都大学, 医学研究科, 助手 (80303840)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
2001年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
キーワードFEAT-74 / メチル基転位酵素 / ポリアミン合成酵素 / 悪性リンパ腫 / アポトーシス
研究概要

(1)p74のメチル基転位酵素活性の検討
p74に結合するタンパクとして酵母two-hybrid法で同定したp74BPは、組換え精製p74によりメチル化されなかった。RT-PCRでp74の発現が見出されない細胞株の抽出液に、p74を加えたが、新たなメチル化タンパクのバンドは見出されなかった。また、COS-7細胞に発現させmycタグに対する抗体で免疫沈降したp74でも同じ結果であった。ところが、最近得られた特異抗体で、RT-PCRでmRNAレベルで発現が検出できなかった細胞株に、内在性のp74タンパクが発現していることがわかった。細胞抽出液に、既に見いだされていたバンドの中に、すでに内在性のp74にメチル化されたものが含まれていた可能性がある。今後、p74がタンパクレベルで発現していない細胞の抽出液を用いて実験を進めていく予定である。
(2)p74のポリアミン合成酵素活性の検討
大腸菌内でp74をIPTGで誘導したが、プトレスシン、スペルミジン、スペルミンの三種のポリアミンの増多は検出されなかった。mycタグを付けたp74を発現したCOS-7細胞にも三種のポリアミンの増多は検出されなかった。。
しかし、大腸菌内のスペルミジン/プトレスシンの比率が、p74を発現した場合にわずかに上昇していたため、スペルミジン合成酵素である可能性をin vitroでの酵素測定系で検証した。decarboxylated S-adenosylmethionine、プトレスシン、組換え精製p74を反応させたが、p74のスペルミジン合成酵素としての活性は検出されなかった。
(3)p74の造血器腫瘍における発現の解析
種々の悪性リンパ腫の細胞株で、RT-PCRと、スタウロスポリンによるアポトーシスの誘導を行った。p74の発現量とアポトーシス細胞死に対する感受性には、逆相関が見られた。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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