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改良型SAGEによる甲状腺濾胞癌特異的遺伝子の大量スクリーニング

研究課題

研究課題/領域番号 13216068
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関大阪大学

研究代表者

高野 徹  大阪大学, 医学系研究科, 講師 (00263236)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2001年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードThyoid carcinoma / mRNA / SAGE / Gene Expression Profile / RT-PCR
研究概要

甲状腺濾胞癌、濾胞腺腫の間で発現量に差のある遺伝子をスクリーニングするためHigh-throughput Differential Screening by SAGE (HDSS)を以下の手順でおこなった。
1.甲状腺濾胞癌(widely invasive type)濾胞腺腫(normofollicular type)の新鮮凍結標本よtotal RNAを抽出した。
2.改良型SAGE法を用いてそれぞれのmRNA由来のtagを各10000個以上解析し、遺伝子発現プロフィールを作製した。
3.両者の遺伝子発現プロフィールを比較し、どちらか一方で発現が無い遺伝子配列を、発現量の多い順にリストアップし、それぞれに対応する40個の18merの5'プライマーを作製した。
4.real-time quantitative RT-PCRによる2次スクリーニング
3'プライマーとしてpolyAアンカープライマーを使用した。ただし、プライマーのデザインは5'-CGCGCGT13VNの12通りとし、Tagが検出された組織(濾胞癌、濾胞腺腫のいずれか)のRNAを用いて5'プライマーとセットでRT-PCRをかけ、最も増幅効率の良かったものをスクリーニング時の3'プライマーとして選択した。選択されたプライマーセットを用い、SYBR Greenの蛍光をモニターすることで濾胞癌、濾胞腺腫各4検体づつの組織からのmRNAを用いてreal-time quantitative RT-PCRを行い、SAGEで検出された発現量の差の再現性を確認した。40個の候補遺伝子のうち1個で明らかな差がみとめられた。この遺伝子は甲状腺濾胞癌の分子的診断のクライテリアとして使用できるものと考えられ、今後さらに解析を進める予定である。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Takano T, et al.: "Cancer-specific mRNA in thyroid carcinomas : Detection, use, and their implication in thyroid carcinogenesis"Endocrine Journal. (in press). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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