研究課題/領域番号 |
13216085
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研究種目 |
特定領域研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
石川 義弘 横浜市立大学, 医学部, 教授 (40305470)
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研究分担者 |
岩本 彩雄 横浜市立大学, 医学部, 助手 (80336536)
堀 英明 横浜市立大学, 医学部, 講師 (30117759)
北村 均 横浜市立大学, 医学部, 教授 (20094302)
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研究期間 (年度) |
2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2001年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | カベオリン / アデニル酸シクラーゼ / α1アドレナリン受容体 / カベオラ / G蛋白質 / 心筋細胞 / H9C2 / フォルスコリン誘導体 |
研究概要 |
1.ラット筋芽細胞H9C2、心筋組織、血管平滑筋細胞を用いてカベオリン分画の精製を行い、増殖刺激に関与するα1アドレナリン受容体および下流の信号分子の発現分布を検討した。α1受容体、G蛋白質Gq、PLC.βサブタイプ(β1、3)はカベオリン分画に発現が限局していた。さらにα1受容体とカベオリンは免疫沈降実験によって、強く共役していることがわかった。また肥大した心筋細胞でのカベオリン発現を調べ、カベオリン3の発現が有意に肥大心筋において減少していることを見出した。これからカベオリン3の発現低下が、増殖信号の脱抑制を生み、最終的に肥大化をもたらしたと推測された。 2.培養筋原性腫瘍細胞においてカベオリンを誘導性に過大発現させる系を作成し、細胞増殖性と増殖性信号伝達における変化を検討した。カベオリン過大発現によって、カベオリン蛋白は3倍程度に上昇し、形態学的にも細胞膜陥凹構造であるカベオラ数の増大が見られた。カベオリン分画を精製して、発現されたリコンビナントカベオリンの細胞内分布を調べたところ、内因性のものと相違は見られなかった。アンギオテンシン刺激によるERK活性化はカベオリン発現細胞において有意に低下しており、2%FBS刺激存在下で^3Hチミジン取込みを検討した結果、取込み率の有為な減少がみられた。これらの抑制効果はカルシウムキレートやPKC阻害剤によって消失したから、カルシウム感受性PKCサブタイプによる関与が推測された。 3.アデニル酸シクラーゼをサブタイプ選択的に制御する薬物を開発した。各サブタイプをバキュロウイルスシステムにより過大発現させ、フォルスコリン誘導体とコンピュータを用いた立体構造解析から選択された既知の化合物のスクリーニングを行った。この結果、2、3、5サブタイプのそれぞれに選択性を持つ刺激薬を見つけた。さらに5サブタイプを選択的に抑制する新規化合物を発見した。
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