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チューブリンを分子標的とした新しい抗腫瘍物質の探索と開発

研究課題

研究課題/領域番号 13218004
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関筑波大学

研究代表者

繁森 英幸  筑波大学, 応用生物化学系, 助教授 (70202108)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
2001年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
キーワードチューブリン / ブラジル産薬用植物 / 海洋真菌 / 微小管脱重合阻害 / ジテルペン / ペプチド / cyclin-dependent kinase 4 / 殺細胞活性
研究概要

チューブリンに作用を示す化合物は、DNA複製を阻害する多くの抗癌剤が効力を失った癌に対しても有効であると期待されている。これまでに広範囲な天然物を材料として微小管脱重合阻害活性を指標としてスクリーニングを行い、日本産イチイから顕著な活性を示す数種のタキサン化合物を単離してきた。また、タキサン化合物のいくつかに多剤耐性癌細胞に対する克服作用のあることも見い出した。そこで本研究では、天然物材料として、ブラジル産薬用植物および海洋性真菌を取り上げ、これらの生物からチューブリンに対して作用を示す物質の探索を行うとともに癌の多剤耐性克服作用についても検討し、新しい抗腫瘍物質を探索および開発することを目的として研究を行った。以下に本年度の研究成果の概要を報告する。
チューブリン重合阻害ならびに微小管脱重合阻害活性を指標として種々の天然物より活性成分の検索を行った。1)ブラジル産薬用植物Renealmia exaltataの種子およびEchinodorus macrophyllusの葉部より、新規ラブダン型ジテルペノイドPacovatinin A〜Cおよび新規センブラン型ジテルペノイドEchinodolide A, Bを単離した。これらのうちのPacovatinin A〜Cには、マウス白血病細胞L1210およびヒト上皮癌細胞KBに対する殺細胞活性が認められた。2)海洋生物より分離した真菌より、新規ペプチドDictyonamide AおよびBを単離した。これらのうちのDictyonamide Aにはcyclin-dependent kinase 4に対する顕著な阻害活性が認められた。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] M.Sekiguchi: "Pacovatinins A-C, new labdane diterpenoids from the seeds of Renealmia exaltata"J. Nat. Prod.. 64. 1102-1106

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] K.Komatsu: "Dictyonamides A and B, new peptides from marine-derived fungus"J. Org. Chem.. 66. 6189-6192

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] H.Shigemori: "Echinodoildes A and B, new cembrane diterpenolds with an eight-membered lactone ring from the leaves of Eclilnodorus macrophyllus"J. Nat. Prod.. 65. 82-84

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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