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ペプチド核酸を用いる遺伝子治療の開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 13218006
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東北大学

研究代表者

根東 義則  東北大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (90162122)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2001年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
キーワードペプチド核酸 / 遺伝子治療 / 固相反応 / 細胞膜透過性 / コンビナトリアル合成 / がん治療 / スペサー / ベクター
研究概要

PNAの合成についてはすでに多くの報告があり、技術的にはかなり確立されているが、固相合成に関する検討は未だ不十分であり、ハイスループットにPNAを供給する効率的なシステムを構築する必要がある。特に様々な塩基配列のPNAを合成するためには、自動合成機の利用が将来的に必要不可欠となるものと考えられるので、本研究においては特に固相合成を用いるPNA合成の自動合成についてまず検討した。本研究者はヘテロ環化合物を中心とした生理活性小分子の固相自動合成について、ACT496という合成機を用いて検討しており、技術的には対応可能であったが、まだ細部においては最適化が必要である。固相合成については、修飾核酸に関連してデアザプリンのモデルとしてインドール誘導体の合成研究も行った。また、合成機を用いずにより簡便に合成するためにマルチピン法を用いるPNA合成法の検討も行なっている。また蛍光プローブであるFITCを分子内に導入して、その細胞内への取り込みを正確にモニターする方法について検討し、PNAの細胞膜の透過性を評価するために有用であることが明らかとなった。生理機能の評価はまだ予試験段階であるが、HEK細胞(ヒト胎児腎細胞由来細胞株)に修飾核酸キュウーオシンの合成酵素HuTGTをコードする遺伝子のアンチセンスおよびセンスの細胞内への導入を検討し、蛍光顕微鏡下でFITCの蛍光をもとに透過性の評価と生理機能解析を行なっている。いずれも細胞膜を透過しにくい傾向が見られたため、細胞内への核酸導入試薬であるFuGENE6とともに処理し改善が見られた。さらに標的タンパクの発現抑制およびPNAの細胞毒性の評価を行なっている。細胞株の種類によってPNAの透過性が異なることが予想されるため他の細胞についても検討を行なった。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.Yamazaki, Y.Kondo: "Palladium-Catalyzed Synthesis of Indole-3-carbokylates on a Solid Polymer Support"J.Comb.Chem.. (in press). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] K.Yamazaki, Y.Kondo: "Immobilized a-diazophosphonoacetate as a versatile key precursor for palladium catalyzed indole synthesis on a polymer support"Chem.Comm.. 210-211 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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