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新しい天然医薬素材を用いた分子探索による新化学療法剤の創出

研究課題

研究課題/領域番号 13218018
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関千葉大学

研究代表者

石橋 正己  千葉大学, 大学院・薬学研究院, 教授 (90212927)

研究分担者 奥山 恵美  千葉大学, 大学院・薬学研究院, 助教授 (50204152)
研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
2001年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
キーワード抗腫瘍成分 / 天然医薬素材 / 分子探索 / 天然物 / 熱帯植物 / 変形菌
研究概要

新しい天然医薬素材の開拓ならびに天然素材からの抗腫瘍性新分子の探索を行い,以下の諸結果を得た.
1) 熱帯植物成分からの活性天然物の探索:タイおよびインドネシア産熱帯植物(77種)の抽出物について,(i)マウスリンパ球を用いたMTT法による細胞増殖抑制活性試験,および(ii)細胞毒性試験と同等の一次スクリーニング法と見なされているアルテミア・サリナに対する毒性に関するスクリーニングを行った.その結果,(i)では15種,(ii)では20種の良好な活性を示す植物種を選別した.その中から,数種のセンダン科,トウダイグサ科,ショウガ科,ならびにキョウチクトウ科植物の成分研究を行った.その結果,センダン科植物Sandoricum indicumより細胞毒性をもつ新規トリテルペン酸sandoric acid A-Cを単離した.トウダイグサ科植物Bridelia siamensisの葉部のメタノール抽出物からは,2種の新規化合物を含む8種のクマリン型化合物を単離した.これらのうち主要成分はリンパ球増殖抑制活性(IC50値,12および8μg/mL)を示した.また,ショウガ科植物Catimbium speciosumからは,4種のフラボノイドと1種のピロン化合物を単離した.このうち,フラボノイド化合物であるpinocembrinにはアルテミア・サリナに対する毒性が認められた.
2) 抗腫瘍性新分子探索のための薬用資源の開発:抗腫瘍活性分子探索のための新しい天然医薬素材の開発のために,変形菌(真性粘菌)を取り上げ,その人工培養に関する基礎研究を行った.全国各地で採取した変形菌の子実体および菌核24属83種168株について胞子の発芽実験を行った結果,60株に発芽が溶菌斑(アメーバ細胞)もしくは変形体として観察された.このうちの数種の菌株が実験室での大量培養が可能となり,予備培養並びに成分スクリーニングを行った.

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Yukako Sakio: "Dendocarbins A〜N, New Drimane Sesquiterpenes from the Nudibranch Dendrodoris carbunculosa"Journal of Natural Products. 64. 726-731 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Tadamitsu Tanaka: "New Multiflorane-Type Triterpenoid Acids from Sandoricum Indicum"Journal of Natural Products. 64. 1243-1245 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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