研究課題/領域番号 |
13218090
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研究種目 |
特定領域研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
姫野 國祐 九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (50112339)
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研究分担者 |
濱野 真二郎 九州大学, 大学院・医学研究院, 助手 (70294915)
酒井 徹 徳島大学, 医学部, 助手 (40274196)
香川 征 徳島大学, 医学部, 教授 (40035738)
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研究期間 (年度) |
2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
2001年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
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キーワード | メラノーマ / DNAワクチン / サイトカイン遺伝子治療 / IL-12 / TRP-2 / フュージョンDNA / コンビネーションDNAワクチン / ユビキチン遺伝子 |
研究概要 |
「今年度の成果」 マウスメラノーマ(B16)に対するDNAワクチン.サイトカイン遺伝子治療法の新規開発 1)ホルマリン固定B16とIL-12遺伝子のコンビネーションによるメラノーマに対する抗腫瘍免疫誘導 i)1%ホルマリンで処置した2x10^6個のメラノーマ(B16)を皮下に接種後、IL-12plasmidDNAを遺伝子銃を用いて皮下投与を行った。この操作を1週間間隔で3度行った後に2x10^5のメラノーマ細胞を移植したところ、強い腫瘍増殖抑制が認められた。 ii)メラノーマ腫瘍を移植後に治療としてi)と同様の処置を行ったところ、強い治療効果が認められた。 i),ii)ともCD8^+T細胞が直接の効果細胞であった。これらの実験系では自家癌を抗原としてIL-12とともに免疫した場合に、メラノーマに対する免疫学的治療の有効な抗原となりうることを示している。 2)メラノーマ抗原遺伝子(TRP-2)とGFP(green fluorescent protein)遺伝子とのフュージョン遺伝子による遺伝子銃を用いたメラノーマに対する抗腫瘍免疫の誘導 TRP-2とGFPのフュージョン遺伝子で免疫することにより非常に強いメラノーマに対する抗腫瘍効果が得られた。この系における効果細胞はCD4^+T細胞とCD8^+T細胞であった。この系においてGFP遺伝子産物はCD4^+T細胞を誘導するキャリアータンパク質として機能していることが推定された。 3)TRP-2遺伝子とユビキチン遺伝子のフュージョン遺伝子による遺伝子銃を用いたDNAワクチンによるメラノーマに対する抗腫瘍免疫の誘導 この系においても非常に強い抗腫瘍免疫が得られた。この系ではユビキチンが選択的にクラスIへの抗原提示に働くため、効率良くTRP-2に対するCD8^+T細胞による抗腫瘍免疫が獲得された。 「今後の研究方針」 以上のような今期の研究結果を踏まえて、今後フュージョン遺伝子,コンビネーション遺伝子、および自家癌を抗原として用いたメラノーマに対する免疫誘導法に基づいた,より強力な免疫学的治療法の確率をめざす。
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