研究課題/領域番号 |
13218099
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研究種目 |
特定領域研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
小野 眞弓 九州大学, 大学院・医学研究院, 講師 (80128347)
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研究期間 (年度) |
2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
2001年度: 7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
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キーワード | EGF受容体 / チロシンキナーゼ標的薬剤 / VEGF / IL-8 / VEGF受容体 / KDR / Flt-1 |
研究概要 |
受容体型チロシンキナーゼは細胞の増殖、分化の制御において重要な役割を果たしており、ヒト癌の進展にその発現の亢進は大きく貢献している。本研究ではEGF受容体が特にがん細胞のみならず血管内皮細胞にも発現していることに注目しEGF受容体チロシンキナーゼ標的薬剤の腫瘍血管新生阻害効果を検討し抗腫瘍効果のひとつに血管新生の関与があることを明らかにした。 EGF受容体チロシンキナーゼ標的薬剤は 1)血管内皮細胞に直接作用することによってEGF誘導によるin vitroの増殖、遊走、管腔形成を阻害した。 2)癌細胞に作用することによりEGF誘導によるがん細胞からの血管新生促進因子(VEGF, IL-8)の産生を仰制することにより間接的に血管新生を阻害することを観察した。 3)in vivoのマウス角膜法においてEGF誘導による血管新生を阻害した。 VEGFの受容体であるKDR、Flt-1は腫瘍血管内皮細胞に特異的に発現し腫瘍血管新生を正に制御していると考えられている。本研究ではKDRチロシンキナーゼ標的薬剤がFlt-1チロシンキナーゼも抑制することを観察した。Flt-1がVEGF誘導による血管内皮細胞や単球の遊走活性を担うことにより腫瘍血管新生に関与していることを明らかにした。 VEGFチロシンキナーゼ標的薬剤は 1)VEGF誘導による血管内皮細胞の遊走を濃度依存性に阻害した。 2)VEGF受容体のうちFlt-1のみを発現している単球のVEGF誘導による遊走を阻害する。 3)Flt-1特異的なリガンドPlGF誘導によるin vivoマウスマトリゲル法での血管新生を阻害した。
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