• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

プロテインCレセプターを指標とした乳癌の早期発見法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 13218100
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関佐賀医科大学

研究代表者

福留 健司  佐賀医科大学, 医学部, 助教授 (50284625)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
2001年度: 7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
キーワード血管内皮 / レセプター / プロテインC / 血栓 / 乳癌 / ELISA
研究概要

血管内皮プロテインCレセプター(EPCR)の発現を指標にした早期発見を検討するためにELISA法の構築を行った。
1.スタンダード、免疫抗原として使用するためのリコンビナント可溶化EPCRを動物細胞で大量に発現し、精製する方法を確立した。
2.リコンビナント蛋白を抗原として、ポリクローナル抗体を作成した。
3.これまでに作成した、約350種の抗EPCRモノクローナル抗体をスクリーニングして、コーティングに適したものを選出した。
4.検出抗体として、ビオチン、アルカリフォスファターゼ、ペルオキシダーゼ標識抗体を検討した。
上記の材料を組み合わせて最適条件の検討を進め、10ng/mlの感度で、可溶化EPCRを血清、血漿中から検出できるサンドイッチELISA法を確立した。この方法によって癌患者の血清サンプルの測定を開始している。乳癌由来の細胞株であるMDA-1には、EPCRとトロンボモジュリンの両者を発現していて、効率的なプロテインCの活性化を触媒している。この細胞はマトリックス・メタロプロテアーゼ-2(MMP-2)を産生しており、これが活性化プロテインCによって効率的に活性化されることも確認できた。従って、EPCRの機能が,プロテインCの活性化、MMP-2の活性化を経由して癌の浸潤や血管新生に関与している可能性があるので、引き続き解析を行っている。また、血管新生を伴う癌以外の疾患に関してもEPCRの血清レベルを測定している。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Tsuneyoshi N: "Expression and anticoagulant function of the endothelial cell protein C receptor(EPCR) in cancer cell lines"Thromb Haemost. 85(2). 356-361 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Galligan L: "Characterization of protein C receptor expression in monocytes"Br J Haematol. 115(2). 408-414 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi